インターネットリサーチの株式会社NEXERはこのほど、社会福祉法人秀峰会と共同で、全国の30~50代の男女416人を対象に「自分の老後と終活」についてアンケートを実施、結果を公表した。
自分の老後について考えたことがあるかを尋ねたところ、「ある」は40.9%で、59.1%と半数以上が「ない」と回答した。30代から50代という働き盛りの世代では、老後についてまだ具体的に考えていない人が多い。
「ある」と回答した人の考え始めたきっかけでは、「年齢を意識するようになった」が78.2%で最も多く、「親や身近な人の老後・介護を見た(35.3%)」「健康不安が出てきた(28.2%)」と続いた。
老後の暮らし方の希望では、「自宅で家族と暮らしたい」が45.7%で最も多く、「自宅で一人暮らし」が36.5%、「高齢者向け施設に入りたい」が17.8%だった。家族と暮らしたいと考える人は「安心感」や「寂しさの解消」を理由に挙げ、一人暮らしや施設を希望する人は「気楽さ」や「迷惑をかけたくない」という気持ちの強い傾向にあった。
終活の準備を始めているかについては、「あまり考えていない」が68.8%で最多。「興味はあるがまだ始めていない」も25.5%。大半が着手していない中、5.8%が「すでに始めている」と回答した。
「始めている」回答者の中で具体的に行っていることでは、「断捨離・身の回りの整理」が58.3%で最も多く、「エンディングノートの作成」が54.2%、「葬儀の希望整理」が29.2%、「財産・保険の整理」と「お墓・供養方法の検討」がともに25.0%で続いた。
終活を始めている理由では、「急に亡くなった時に家族や親類に迷惑をかけないように(50代男性)」「寿命に関係なく、いつ事故や病死になるかわからないから(30代女性)」「母親も義母も認知症になり、自分の老後が心配になったから(50代女性)」といった声が挙がった。
自分が介護を受ける立場になった場合に、最も心配なことでは、「家族への負担」が30.0%で最も多く、「介護費用・生活費」が26.9%、「身体が思うように動かなくなること」が11.5%、「認知症になること」が10.1%で続いた。介護に関する不安の多くは「家族に迷惑をかけたくない」という思いがあり、実際に親の介護を経験した人からは、その大変さを知っているからこその切実な声が寄せられた。
◆社会福祉法人秀峰会(https://shuhokai.or.jp/)