株式会社NEXERはこのほど、平石クリニックと共同で、子どもがいる全国の男女500人を対象に「子育てで多い揉めごと」についてのアンケート調査を実施、結果を公開した。
まずは、子育てについて夫婦で揉めた経験について、36.2%の人が「夫婦で揉めたことがある」と回答。半数以上は「揉めたことがない」と回答しており、子育てに関して夫婦間の意見が一致している家庭も多い一方、およそ3組に1組の夫婦は子育てを巡って対立を経験していることが分かった。
次に、子育てについて揉めた理由について複数選択してもらったところ、最も多かった理由は「しつけや生活習慣」(56.9%)だった。具体的には「スマホの使い方」(60代・女性)、「勉強の仕方」(50代・女性)、「厳しくするラインが夫とズレていた」(40代・女性)など、日常的な価値観の相違が多かった。また、「教育方針」(48.6%)「子どもへの接し方」(43.1%)などの回答も多く、子育てで揉める理由は子どもの人格形成に関わるデリケートな問題に集中していることが分かった。夫婦の価値観や育ってきた環境が直接反映されるため、意見の食い違いが起こりやすいようだ。
また、子育てについて夫婦で揉めないための工夫はあるか聞いたところ、「工夫がある」と回答したのは27.0%と3割弱にとどまった。具体的には「お互いに譲歩出来るところは擦り合わせ、話し合いをして、子育ての方針を揃えること」(40代・女性)、「家事をしっかり担当制にする」(40代・女性)など、主に「コミュニケーション」と「役割分担」に集約されることが分かった。また、「妻の言うことに出来るだけ従う」(60代・男性)、「子育てには口出ししない」(50代・男性)など、互いの役割を明確にすることで、不必要な対立を避ける工夫も見られた。
◆平石クリニック(https://www.nipt-clinic.jp/)