歌手のシンディ・ローパーが、80年代のロックンロール・ファッションを「個性を表現できた時代」だったと振り返った。
「ハイスクールはダンステリア」で知られるシンディは現在、米ニューヨークのボナムスでオークションと展覧会「Suitcase of Memories」を開催しており、ビルボード誌にコレクションの意義について語った。「すっかり企業化してしまった今、自分たちがどうだったかを振り返るのはいいことだと思う。型にはめられようとしている今こそ、思い出すか、刺激を与えるときなのよ」
コレクションには、古着店のオーナーと新聞や雑誌を破って手作りした「トゥルー・カラーズ」スカートや、ステージで着たヴィヴィアン・ウエストウッドの衣装、祖母のお下がりなどが並ぶ。展示は22日のライブオークション終了まで公開され、オンラインオークションは翌日まで行われた。
シンディによると、ファッションへの情熱は幼い頃、イタリア系の家族から受け継いだものだという。米国に渡った最初の親族はお針子として生計を立て、叔父は婦人コートのデザイナーにまでなったという。
一方で、シンディは巨大企業が創造的な小さな会社を買収し、クリエーターが締め出されるなど、ファッション業界の変化に失望しているといい、アレキサンダー・マックイーン氏のようなデザイナーに年12回ものショーを課すことにも疑問を呈している。