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「踊る―」室井慎次のモノマネを実は喜んだ柳葉敏郎 謝罪の原口あきまさ「実はうれしかったんだよって」

中江 寿 中江 寿
ミラクルひかる(左)と原口あきまさ
ミラクルひかる(左)と原口あきまさ

 約2年ぶりの全国ツアー「HRF2026 原口あきまさロックフェス~偽物だらけの国内最大級フェス~」に出演する、原口あきまさとミラクルひかるがこのほど、大阪市内でよろず~ニュースの取材に応じた。ものまねタレントとして第一線で活躍する2人が、ものまねをする本人とのエピソード、ものまねの本質について語った。

 ―ものまねをする人で実際に会って、最近、印象に残っている人は。

 原口あきまさ(以下、原口)「柳葉敏郎さんですね。(昨年の)30周年ライブの幕間でのVTRのネタで、(踊る大捜査線で演じた)室井慎次のまねをちょっとやり過ぎましたと、謝罪を兼ねてお会いしに秋田まで行って。もう怒られる覚悟で、この機会だからいろいろ聞いたら、『実はうれしかったんだよ』って。哀川翔さんとか自分の周りの人のものまねをする人はいるけど、なんで俺のものまねをする人はいないんだろうって思った時期があったようで」

 ―結構、デフォルメされていますよね。

 原口「僕が室井さんのまねを始めたときは、ほっぺたを膨らまして笑かしていたんですけど、実際の室井さんの芝居ではやっていないんですよ。柳葉さんご本人いわく、ほっぺたを膨らます芝居はトレンディードラマで照れ隠しの表現だったと。僕もそのイメージがあったから、室井さんのまねをやるときに、パターンが少なかったので付け加えた」

 ―ほっぺたを膨らますイメージが定着。

 原口「『その表現を原口君がやっちゃったもんだから、ほかのお芝居の話がきたときに、その(ほっぺたを膨らます)お芝居ができなくなった』と。それだけは言わしてもらうと。ただ、映画の『室井慎次 生き続ける者』『室井慎次 敗れざる者』を見たときに、結構、ほっぺたを膨らましてくれたんですよ」

 ―本人がものまねに寄せてきた。

 原口「アドリブですか?って聞いたら、『当たり前だろ。監督が(台本に)書くわけないだろう。原口のものまねに寄せてって』って。一番、うれしいですと話をしたら、『原口には負けたくねえなあと思って』と。どこと勝負しているんですか?という話はさせてもらいました」

 ―室井慎次のものまねを始めたころに柳葉さんの舞台を見に行った。

 「そのときに『いつも見てます、どんどんやってください』と言ってくださったもんだから、トイレで踏ん張って踏ん張って、やっと出た瞬間が分かる室井慎次とか、調子に乗っていろんなネタをやっていたんですよ。そしたら、その後にテレビ局ですれ違ったときに『やりすぎだぞ』と言われて、トイレに駆け込みました」

―最初は怒られた?

 「秋田に行ったときに、その話を覚えてます?って聞いたら、ご本人は覚えていなくて…。どんなネタだ?と言われたので、その場でやったら大爆笑でした」

 ―ミラクルひかるさんがお会いした人では。

 ミラクルひかる(以下、ミラクル)「広瀬香美さんですかね。なんか触れちゃいけない雰囲気がありつつも、目の前で『こんな感じでやっていいですか?』ってちゃんと聞けるのは香美さんぐらいで。それで、香美さんは私に寄せる方向で来てくださって。『こんな感じ?この声、私じゃないよね』みたいに、心の葛藤さえ見せてくれる」

 ―すごく評価してもらっている。

 ミラクル「香美さんが『今度のフェスに出てください』と言ってくれて。ゲストで何かやらしてもらっていいですかと思ったら、『全部やってほしい』って。そこまで言ってくださるので」

 原口「たぶん、ミラクルにやってもらってうれしかった、っていうのもあると思うよ。誰にやられたかで問題があると思うし」

 ―ものまねをする芸能人を決める理由。好き嫌いではなく、見ていて面白いと思ったらやるとか。

 原口「面白いと思う=好きですからね。興味があるからということ」

 ミラクル「(周囲から)やって!と言われると、逆にやりたくない気持ちになる」

 原口「そう!あるんですよね」

 ―やはり、自分からやりたいと思わないと。

 ミラクル「しかも、やっちゃいけないと言われたら、『イーッ』ってなっちゃう。絶対にやるな、この人は特徴ないからとか、勝手に言うようなよ、こっちが決めるんだよとか。そうしたら、すぐにやりきれる」

 原口「この人をやったら面白いと思うって、決めつけちゃう。いやいや、面白くするのは、こっち、俺らがやるんやと」

 ミラクル「ものまね芸人目線の人が多いですよね」

 原口「作ったことあるの?って思う」

 ―ものまねとは。

 原口「ものまねって、簡単にひらがなで書きますけど、意外と追求すれば深いもので。極めればすごい武器になるし、しかも年齢を問わず喜んでもらえるジャンルだと思いますね」

 ―今後の目標は。

 原口「目標?うーん」

 ミラクル「真面目に考えちゃいますよね。業界で言うと、昔の人たちの努力のおかげで、演芸の部分と、お笑いの部分といろいろ派生して。SNSにも強いジャンルでもあるし。うーん、ギャグでAIには負けないと言っていますけど」

 原口「ものまね芸人だかといって雑に扱わないでほしいです(笑)」

 ミラクル「願望じゃないですか(笑)」

 原口「ものまね芸というものを、もっと認めていただけるように、われわれがもっと動いて引っ張っていきたいというのはあります」

 ◆原口あきまさ 1975年11月3日生まれ、福岡県出身。モノマネのレパートリーは明石家さんま、桑田佳祐、石橋貴明、江頭2:50ほか多数。

 ◆ミラクルひかる 1980年4月9日生まれ、兵庫県出身。モノマネのレパートリーは宇田川ヒカル、工藤静香、広瀬香美、YOUほか多数。

 【HRF2026 原口あきまさロックフェス~偽物だらけの国内最大フェス~】

 9月5日・マエダハウジング安佐南区民文化センター ホール(広島)

 9月12、13日・松下IMPホール(大阪)

 9月24日・札幌文化芸術劇場hitaru(北海道)

 10月16、17日・東別院テラスホール(愛知)

 11月2、3日・日経ホール(東京)

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