葬儀は必要になった時に「いくらかかるのか」「何を選べばよいのか」が分からず不安を抱きやすいもの。費用相場も普段から見比べる機会が少なく、急な場面では判断しづらい情報だ。インターネットリサーチの株式会社NEXERはこのほど、大阪府八尾市の葬儀社比較ガイド運営事務局と共同で、全国の男女657人を対象に「葬儀費用」についてのアンケートを実施、結果を公表した。
葬儀費用に対して「高い」と感じるか尋ねたところ、「やや」「とても」を合わせた74.4%が「高い」と回答。「妥当だと思う」は18.6%、「あまり高いと感じない」は1.4%、「まったく高いと感じない」は5.6%だった。
一般的な葬儀費用の相場についてどの程度知っているかでは、最も多かったのが「なんとなく相場は知っている」で36.7%。一方、「聞いたことはあるがよく知らない」が33.3%、「まったく知らない」が27.9%で、合計61.2%が相場についてよく知らないと回答した。
葬儀にかけてもよいと考える金額では、「50万円未満(57.1%)」が最多だった。次いで「50~100万円未満」が28.8%、「100~150万円未満」が8.8%。100万円未満で考える人が合わせて85.9%にのぼり、葬儀には一定の費用が必要だと理解しながらも、できるだけ負担を抑えたい意識がうかがえる。
葬儀費用に関して不安に感じることを尋ねたところ、最も多かったのは「総額が分かりにくい」で54.9%だった。次いで「適正価格が分からない」が51.3%、「追加費用が発生する可能性」が44.1%。「急な出費になること」は31.4%、「他社との比較が難しい」は26.0%だった。不安は単に「高いかどうか」だけではないことが分かる。最終的にいくらになるのか、相場と比べて妥当なのか見えにくいことに不安が集まっている。
葬儀の見積もりで「分かりにくい」と感じたことがあるかという質問では、葬儀に関しての「経験がない(47.2%)」を除くと、「よくある」が12.2%、「たまにある」が20.5%で、合わせて32.7%が分かりにくさを感じていた。
分かりにくい点を具体的に尋ねると、「項目が多く理解しづらい(58.6%)」「追加費用の条件が不明確(56.3%)」「プラン内容の違いが分かりにくい(44.2%)」「総額のイメージがつかない(31.6%)」などが挙がった。金額だけでなく、何が含まれていて、どのような場合に費用が追加されるのかを事前に確認できることが、安心して判断するための材料になると言える。
葬儀費用を抑えるために重要だと思うことでは、「明確な料金プランを選ぶこと」が52.8%で最も多かった。次いで「事前に情報収集すること」が43.2%、「不要なサービスを省くこと」が40.8%。また、「複数の葬儀社を比較すること」は35.5%、「事前相談を行うこと」は24.0%だった。費用を抑える方法として、単に安価な葬儀社を探すのではなく、内容を理解したうえで必要なものを選びたいという意識がうかがえる。
葬儀社を選ぶ際、どのような料金体系だと安心できるか尋ねたところ、最も多かったのは「必要なものだけ選べるプラン」で32.7%だった。「すべて込みの定額プラン」が25.6%、「事前に総額が明確なプラン」が21.3%で続いた。必要なものを選びたい、定額で把握したい、事前に総額を知りたいなど、共通するのは「納得して決めたい」という意識。葬儀は気持ちの整理がつかない中で進むことも多いため、費用の説明には分かりやすさと確認しやすさが求められている。
◆八尾市の葬儀社比較ガイド運営事務局(https://yaoshi-sougi.com/)