約3億6900万ポンド(約720億円)の改修工事が進むバッキンガム宮殿に、チャールズ国王とカミラ王妃が居住しないことが正式に発表された。1837年以来、英国君主のロンドン居住地であり続けた宮殿だが、工事完了後も2人はクラレンス・ハウスをロンドンの自宅として使い続けるという。
王室財務官のジェームズ・チャーマーズ氏はこう発表した。「慎重に検討した結果、また一般公開の機会を大幅に増やすため、国王と王妃はバッキンガム宮殿を私邸とはしないことを決定し、引き続きクラレンス・ハウスをロンドンの住居として使用されます」
両陛下が執務時間中に宮殿内の私室を利用することは引き続き可能で、同氏は「これは過去との変化であり、未来への認識でもあります。宮殿は引き続き王室生活の儀式的・運営的中心であり続けます」とも述べた。
バッキンガム宮殿の広報担当者は「宮殿はあらゆる伝統的な意味で王室の鼓動する心臓であり続けます。ただ、安息の場ではなくなります。公的資金で賄われた建物として国民への利益を最大化するため、一般公開の拡大を目指します」とコメントした。
ウィリアム皇太子も将来即位した際に宮殿には居住しない見込みで、キャサリン妃やジョージ王子(12)、シャーロット王女(11)、ルイ王子(8)とともにウィンザーのフォレスト・ロッジに留まる意向とされる。