ロックバンド「ブラック・クロウズ」のフロントマンであるクリス・ロビンソンが、米フロリダ州タンパ公演で観客と衝突し、会場が騒然となった。きっかけは、ステージ演出でアメリカ政府を擬人化したキャラクター「アンクル・サム姿」のマスコットが映し出され、約2万人の観客から「U.S.A.」コールが巻き起こったことだった。
ロビンソンはこれに対し皮肉交じりに、「地理の授業でもしてくれてるのかい?」と切り返し、さらに「今の状況で、いったい何をそんなに誇れるんだ?」と観客に投げかけた。
この発言で会場は一気に緊張感に包まれ、ブーイングと歓声が入り混じる展開に。するとロビンソンはさらにヒートアップし、「僕らには本物の信念がある。(ブーイングしている人たちに向けて)僕らは怖がってもいないし、無知でもない」と強い言葉で応酬した。
このやり取りに衝撃を受けた一部の観客は、そのまま会場を後にしたとも報じられている。
ロビンソンは近年、社会状況について率直な見解を語っており、今年3月のインタビューでも、「もうすぐ60歳だけど、誰かに指図するつもりはない。でも何が正しくて何が間違いかはわかっている」と語り、「今の世界は危うい状況にある。でも本気で立ち上がるなら若い世代のはずなのに、彼らは無関心に見える」と続けた。