5月2日にはブラジル・リオデジャネイロで200万人を動員するコンサートを行い、サッカーW杯の決勝ではハーフタイムショーも行う歌手シャキーラが、約5年に及んだスペインでの脱税疑惑裁判で無罪判決を受けた。スペインの高等裁判所は、2011年に同国の税務上の居住者であったとする証拠が不十分だったと判断した。
裁判所は、シャキーラの同年の滞在日数が163日だったと認定し、課税対象となる183日を下回ったと指摘。その結果、税務当局は課税要件を満たすことを証明できなかったとした。
これにより当局は、約5500万ユーロ(約85億円)に加え、利息約500万ユーロ(約8億円)を返還するよう命じられている。
この疑惑はシャキーラとFCバルセロナなどで活躍した元スペイン代表ジェラール・ピケとの関係時期とも重なり、欧州でも注目を集めた著名人の税務訴訟のひとつとなっていた。
シャキーラは声明で「ついに事実が正された決定です」と歓迎。「この判決が前例となり、有罪前提で扱われ苦しむ多くの市民を助けることを願っています」と訴えた。
判決を受け、税務当局は罰金や修正課税を含むすべての支払額を返還する必要がある。