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「MIB」撮影現場は「相談禁止」虫系エイリアン役は独自演技→カット連発→後に判明、クビにならなかった理由

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強い不満を示したヴィンセント・ドノフリオ
強い不満を示したヴィンセント・ドノフリオ

 「フルメタル・ジャケット」(1988年)では厳しい訓練の中で心を病んでしまう“ゴーマー・パイル”ことローレンスを演じたことでも知られる俳優ヴィンセント・ドノフリオ(66)が、代表作の一つである「メン・イン・ブラック」(1997年)の撮影現場で直面した不可解な舞台裏を明かした。

 同作で、人間の皮を被ったエイリアン「エドガー・ザ・バグ」を演じたヴィンセントだが、起用にあたってバリー・ソネンフェルド監督から突きつけられた条件は「演技について一切相談しないこと」という奇妙なものだった。脚本を渡す条件として「ただ『はい』と言って演じること」を約束させられたヴィンセントは、役作りを独力で進めるしかなく、困惑の中で撮影に臨んだという。

 「GQ」の動画に出演したヴィンセントは、当時の孤独な役作りを振り返った。昆虫のドキュメンタリーを研究し、最終的には整形外科用品店で脚の装具を特注。体長6メートルの宇宙人が無理やり人間の体に詰め込まれたような、あの不自然な歩き方を自ら編み出した。

 しかし、監督との対話が禁じられたまま迎えた撮影初日、現場には不穏な空気が流れた。納屋での最初のシーンで、独自の演技を披露したヴィンセントに対し、ソネンフェルドは「カット」を連発。「ずっとそんな調子でやるつもりか?」「ひどい、本当にひどい」と頭を抱える監督の姿を見て、ヴィンセントはクビを確信したという。

 「プランBなんてない、これしかないんだ」と腹を括って演じ続けたヴィンセントだったが、結局最後までクビを言い渡されることはなかった。

 数年後、この件について改めてソネンフェルドと語り合った際、監督は当時の演技を実は高く評価していたことを認めたという。ヴィンセントは「あのキャラクターを演じきれると、監督は私を信頼してくれていた。そのことに、いくら感謝しても足りない」と、今では深い謝意を口にしている。

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