企業向け教育研修事業と採用支援事業を展開する株式会社ジェイックはこのほど、2026年度の新入社員247人を対象に初任給についてのアンケートを実施、結果を公表した。
生活費以外の初任給の使い道を尋ねたところ、「親や家族へのプレゼント」が74.9%で最も多かった。昨年度に続く高い水準で、社会人の第一歩として身近な家族への感謝を形にしたいという傾向は根強い。
次いで「趣味(47.8%)」「貯蓄(40.5%)」「自分へのプレゼント(37.7%)」「飲食費や交際費(23.1%)」の順。「投資(NISA、株式、投資信託など)」は19.4%だった。
入社を決める際、初任給の額がどの程度影響したかを尋ねたところ、「大きな決め手になった」が13.8%、「決め手のひとつになった」が52.6%で、6割強が初任給額を就職の判断材料として重視している。
昨今の初任給引き上げの傾向については、「モチベーションが上がる(素直に嬉しい、やる気が出る)」が65.6%で過半数を占めた一方、14.6%が「今後の昇給が不安(初任給だけではないか、継続性を懸念)」と回答。「プレッシャーを感じる(早く成果を出さなければと焦る)」も6.5%で、初任給引き上げを多くの新入社員が好意的に感じているものの、長期的な待遇やキャリアに対して冷静に捉えている姿もうかがえる。
企業にとっては、ただ待遇を上げるだけでなく、入社後の活躍によってどのように報酬に還元されるのか、評価基準やキャリア形成を明確に提示することが重要となる。