ラッパーのカニエ・ウェストが、フランスでのコンサートを「追って通知があるまで」延期した。
6月11日にマルセイユのスタジアムで公演を行う予定だったが、今回その公演を中止を発表、この決定は自分一人の判断であると主張。Xへの投稿で「熟考の末、私自身の判断で決定した」とつづっている。
今回の延期はブッキングに対する強い反発を受けてのものだ。マルセイユのブノワ・パヤン市長は、カニエが過去に反ユダヤ主義的な発言を繰り返してきたことから「ナチズムを助長する者のショーケースとしてマルセイユが利用されることを拒否する」と断言していた。また、フランスのローラン・ヌニエス内務大臣も公演阻止に強い意欲を示していた。
この事態はロンドンの「ワイヤレス・フェスティバル」が中止となってから1週間後のこととなる。同イベントはヘッドライナーのカニエが英内務省から入国を拒否されたことで開催断念に追い込まれており、英国のキア・スターマー首相もこの決定を擁護していた。
かつてアドルフ・ヒトラーへの賞賛を表明していたカニエだが、今回の騒動に際しては「音楽を通じて団結、平和、愛をもたらすことが目標。行動を通じて変化を示したい」と述べ、ユダヤ人コミュニティとの対話を申し出ていた。