ドイツの繁華街の真ん中で女性がオオカミに噛まれる事件が発生した。この衝撃的な襲撃事件は、3月30日の夕方、ハンブルクのアルトナ地区にあるグロッセ・ベルク通り(にぎやかなショッピングエリア)で起きた。被害に遭った女性は混乱したオオカミを人混みから遠ざけようとしたものの、突然襲われ。オオカミは女性の顔を噛み、その後現場から逃走。女性は病院に搬送されたが、すでに退院している。
当局によると、このような事件は現代のドイツでは初めての事例である可能性を示唆。連邦自然保護庁の広報担当者は、「1998年にオオカミの再導入が始まって以来、このような事例は一度もありません」と述べた。
その夜遅く、このオオカミはハンブルクのビネンアルスター湖で目撃され、警察は捕獲に向けた緊迫した作戦を展開。警官らはロープを使って水からオオカミを引き上げ、防護盾を装備したチームが約1時間かけて事態を収拾した。ハンブルクの環境省に所属するマティアス・ヒルゲ氏は、このオオカミがここ数日間で数回目撃されており、現在は獣医による治療を受けていると発表。さらに、「専門家と綿密に協議した上で、近い将来、この動物の今後の処遇を決定する予定です」と続けた。
1990年代にポーランドを経由してドイツに戻ってきたオオカミは現在、同国のいくつかの地域の森をさまよっている。しかし、その復活は議論を呼んでおり、連邦参議院で承認された新法により、家畜を保護するため、7月から10月にかけて管理された狩猟が許可される運びとなった。カーステン・シュナイダー環境相は共存こそが鍵であると強調し、「オオカミを再び追い払うことではなく、オオカミと平和に共存するための現実的な方法を見つけることが重要です」と述べた。