ミュージシャン兼プロデューサーのジェイムス・ブレイクが、人気ラッパーのカニエ・ウェストの新アルバム「BULLY」から、自身のプロデューサークレジットを外すよう求めたことが分かった。ジェイムスは制作段階でスタジオに入り楽曲制作に関わったが、完成版は自身が手がけた内容とは大きく異なるものになったという。
ファン向けプラットフォーム「Vault」への投稿で、ジェイムスは「彼のフリースタイルからボーカルを組み立てた部分は一部残っている。でも、僕のプロダクションの精神はほとんど残っていない。僕のオリジナル版はまったく別のプロダクションだ」と説明。さらに「このバージョンは、Ye(カニエ)と一緒に作ったものではない」と述べ、他者の仕事に対して功績を主張したくないとして、クレジット削除を求めた理由を明かした。
この発言はジェイムスが以前に語った「プロデューサーとしての仕事の95%が無報酬」という告白とも重なる。米ローリングストーン誌に対し、「95%は無償だった」と語り、その理由について、「プロデューサーは投げたものが残るかどうかを見る仕事だから」と業界の実情を明かしていた。
ジェイムスはこれまでジェイ・Z、フランク・オーシャン、ビヨンセ、トラヴィス・スコットらの作品にも関わってきたが、無償の仕事の多くは最終的に世に出ることもないという。