TBSの蓮見孝之アナウンサーが、3月31日に更新した自身のインスタグラムで子どもの進路についてつづり、共感を呼んでいる。
「【私立か、公立か】」と題した投稿に添えられたのは届いたばかりの次男の中学校の制服の写真。蓮見アナは「『私立か、公立か』 東京で子育てをしていると、何度もこの言葉を耳にする。長男が受験を経験したこともあり、『私立ってどうなの?』とよく聞かれるのだが、いつも上手く返答できない。だって、二択ではないのだから・・・。」と記した。
選択できるとはいえ、環境や条件はさまざま。「同じ公立校でも、家の一番近くにある、いわゆる地域の学校もあれば、受験を経て進学する中高一貫校もある。地域によっては、条件を満たした上で学区外の学校に通える仕組みもある。出会う人も、過ごす日々も、それぞれ違う。私立だって、きっと色々だ。」と、簡単には決められない難しさを語る。
二人の息子にも同様の話をしたという。「その上で、長男は受験を選び、次男は受験を選ばなかった。ただ、それだけのこと。どちらが正しいかなんて、誰にも分からない。つまずいたり、立ち止まったりしながら、自分の居場所を見つけていくのだろう。」と、父親として見守る思いが文字からにじむ。
「親にできるのは、正解を選ぶことじゃない。選んだ道の、そばにいること。『おかえり』と迎えて、『そんな日もあるよ』と寄り添うこと。」と続け、「少し大きなこの制服が、いつか自然に似合う頃。『ここでよかった』と、この子がふと笑っていたら・・・ あのときの迷いも、不安も、きっと全部、意味になる。」と深い愛情を感じさせる言葉。「とは言え、まだ始まってもいない“これから”のことを想像してしまう私もいる。それは、親だから?私だから?」と結んだ。
届いたのは同じような悩みを抱えたり、経験をしてきたフォロワーからの声。「とても心に響きます」「共感しかない!」といったコメントのほか、「可能性の芽を摘む怖さで気持ちがグラグラ揺れますよね」「本当に自分がどうしたいか、子供にとって何が幸せかが1番近くにあるのに見えなくなったことが沢山ありました」「大人がその気持ちを大切に育む環境を作らなければなりませんね」などの意見が寄せられていた。
蓮見アナは1981年生まれ、埼玉県出身。法大を卒業し、2004年にTBS入社。08年に結婚した妻はフリーアナウンサーの大徳絵里。3人の男の子の父親で、今春から長男は高校生に、次男は中学生に。「第12回イクメンオブザイヤー2022」のアナウンサー部門を受賞している。