国内最大級のモーターサイクルイベント「東京モーターサイクルショー2026」が27日、東京ビッグサイトでスタートした(会期・27日~29日)。特別展示ブースでは、ホンダが開発した伝説のポケモン「コライドン」が披露された。
「コライドン」とは、2022年発売の人気ゲーム「ポケットモンスター スカーレット」に登場するバイクのような形態が特徴的な伝説のポケモン。この車体はホンダが「コライドン」を持ちうる技術で再現し、ゲーム内の設定と同じ大きさ(2.5m)・同重量(303.0kg)で作り上げられている。
プロジェクトは24年の夏ごろにスタート。約1年後の25年8月には実際に走行する姿が鈴鹿8時間耐久ロードレースで披露され、翌9月にはゲーム内と同じく人を乗せて走行する姿を披露している。また走行だけでなく、手足や顔まわりが本当に生きているかのように動くように設計されている。
会場では展示だけではなく、小学生以下限定でコライドンに実際に試乗できるイベントを開催。実寸大のコライドンには子どもたちだけでなく、大人たちも目を輝かせて興味津々。多くの人が集まり、「目が動いた!」「大きいね~」と驚きの声も上がっていた。
ホンダ関係者はコライドンのベースについて「元々はうちで研究されていたテーマの一つである、自立する二輪の研究が礎になっている」と説明。細部へのこだわりについては「ポケモンが好きな人が集まったプロジェクトだったので、個人個人の思いというか、表現したいものを可能な限り具現化できたのかなと思っています」と明かす。
当初、プロジェクトの目標は「人を乗せて走行する」という設定だったため、25年9月時点で新たな開発はストップ。ただ、今回のプロジェクトについて「使っている部品の多くは二輪なんですけれど、タイヤ2つで走る新しい乗り物といった認識」と捉えているとし、「今回はポケモンという形での表現だったんですけど、ゆくゆくはバイク開発面でも役立てていければいいなと思っておりますし、お客様のニーズがあればそちらにも力を入れていきたい」と話した。