BTSの待望の「完全体」カムバック公演が、韓国・ソウル中心部を事実上ストップさせる見通しとなった。ソウル市は3月21日に光化門広場で行われる公演に向け、約3400人の警備要員を配置すると発表。約26万人が集結すると見込まれており、同市史上最大級の群衆管理が実施される。
韓国紙「中央日報」によると、これらの対策は呉世勲(オ・セフン)ソウル市長主導の安全対策会議で最終決定された。呉市長は各機関に対し「前例のない規模」のイベントに備えるよう呼びかけたという。
警察は公演前日から広場および周辺道路の巡回を開始し、徹夜待機や違法露店による通行妨害を防止。消防・災害対応チームは会場周辺3区域に消防車99台と765人を配置し、緊急事態に即応できる体制を敷く。
交通規制も大規模に行われる。周辺の各地下鉄駅は出入口が閉鎖され、午後から夜にかけて列車は通過のみとなる。またバス路線も迂回され、公演後の混雑緩和のため深夜帯に地下鉄12本が増便される。
海外からの来場者も多数見込まれることから、多言語対応も強化。緊急情報や交通案内は韓国語と英語で配信され、最大4言語対応のデジタルガイドやリアルタイム地図でトイレや案内所の場所を確認できる。現地には約70人の観光ガイドと600人のボランティアが配置され、市の多言語コールセンターも20日と21日に増員される。
呉市長は「最後の1人が無事に帰宅するまでが市の責任だ」と述べ、安全確保への強い姿勢を示した。