俳優のエリック・デインさんが完成させた回顧録が、死後に出版されることが明らかになった。エリックさんは2月19日に53歳で死去。亡くなる直前まで執筆していた原稿は「My Book of Days: A Memoir in Moments」として11月3日に刊行される。
ドラマ「グレイズ・アナトミー」や「ユーフォリア/EUPHORIA」で知られるエリックさんは死の約10か月前、筋萎縮性側索硬化症(ALS、ルー・ゲーリッグ病)と診断されたことを公表していた。回顧録は家族、断酒、父親としての時間、そして不治の病と共に生きる日々を振り返る「非常に個人的な作品」だと説明されている。
エリックさんは生前に執筆理由をこう語っている。「毎朝目が覚めると、これは現実なんだと思い知らされる。この病、この試練があるからこそ、僕はこの本を書いている」「自分を形作った瞬間を残したい。美しい日々も、つらい日も、当たり前だと思わなかった一日一日を」「もしこれが誰かの人生に意味を見つける助けになるなら、僕の物語は語られる価値がある」
回顧録ではハリウッドでの若き日々や断酒の経験、ALS診断後に得た人生観が綴られる。
またエリックさんは亡くなる前、ネットフリックスシリーズ『著名人が語った最後の言葉』のために最後のインタビューも収録していた。公開は死後となり、終盤で娘たちビリー(15)とジョージア(14)に直接語りかけている。「尊厳を持って、全力で闘いなさい」「この病は体を奪っても、魂は奪えない」「ビリー、ジョージア。君たちは僕のすべてだ。愛している。これが僕の最後の言葉だ」