第51回衆院選(2月8日投開票)が27日公示された。兵庫8区(尼崎市)から立候補した自民党の青山繁晴氏(73)は、同市の中央公園で第一声を上げ、思わぬ“対話&和解”を求めた。
青山氏は参院議員で自民党の県連会長を務める末松信介氏(70)、県会議員で県連幹事長を務める黒川治氏(66)とともに選挙カーの上で演説。中盤に県政にもの申した。
「国政が県政に勝手に介入してはいけない」と前置きした上で、末松氏・黒川氏に「『もう対話と和解をいたしませんか』ということをわたしは申し上げました」と提案したことを明かした。
青山氏は東京で開かれた、兵庫県内の高速道路建設についての会合に出席した際のことを回顧。会合には斎藤元彦兵庫県知事も出席していた。斎藤氏は青山氏にだけあいさつし、他の出席者にはあいさつしなかったという。
「非常に辛い立場にいらっしゃるってことを感じ、そしてその後、知事は席に戻られて、公の指名であらためて全員に向かってあいさつされたけれども、その時、宙をにらむようにあいさつされてて、すごく心配しました」と振り返った。「ですから今あえて黒川さんや末松さんのお立場は考えずに、ありのままに申しています。対話と和解が一番、県民の望むことではないでしょうか」とあらためてコメント。選挙戦の第一声という注目度の高い場面で、斎藤知事との雪解けを求めた。
元西播磨県民局長の文書問題に端を発する斎藤知事と兵庫県議会の冷戦は現在も継続中だ。末松氏の娘婿は兵庫県議の奥谷謙一氏。斎藤氏のパワハラ問題などを調査する百条委員会の委員長を務めていた。青山氏は奥谷氏の義理の父に公の場で「対話と和解」を求めた形となった。