akiya_b

亡き母の声が「思い出せない」…後悔と絶望の淵でたった私を救った一言だけの動画【漫画】

カキMONO.1 カキMONO.1

大切な人を失った後、その人の声がだんだん思い出せなくなるという喪失感に襲われる事がある。特に身近で聞いていたはずの「声」が記憶の中で遠ざかっていく感覚は、深い寂しさを伴うものだ。枇杷かな子さんがX(旧Twitter)に投稿した作品『亡くなった母の声が聞きたくて』は、多くの読者の心を打ち、反響が寄せられている。

物語は作者が亡くなった母の残した留守番電話を聞きたくなったところからはじまる。それは一昨年、母が残したメッセージで、当時は「なんてことない留守電だったからかけ直さなくてもいいか」と、そのままにしておいたものだ。しかしそのメッセージは、母の介護中に怒りを感じた際に削除してしまっていた。

亡くなってまだ1年も経っていないのに、だんだんと母親の声が分からなくなってきてしまい、作者は母の声が恋しくなっていた。そんな時、ふとスマホ内にあるアルバムの中から、顔認証機能を使って母親の顔を探してみた。すると、母が映る唯一の動画が見つかる。

それは自分の娘の誕生日の動画で、みんなの声に混じって「おめでとう」という母の声が残っていた。それを何度も聞いているうちに、「大丈夫」と思えるようになり、筆者は夕食を作り始めた。母の温かい声が、悲しみに暮れる筆者の心を支えてくれた瞬間だった。

そんな母との絆を感じる同作について、作者の枇杷かな子さんに詳しく話を聞いた。

ーお母様の声がわからなくなったと感じたのはいつ頃だったのでしょうか?

亡くなって11カ月が経った頃だと思います。それまで留守電は何度か探していたのですが、ふと声を思い出そうとすると母の声が遠くにいってしまうような気がして。忘れていっているのだと思いました。

ー写真と比べて「声」が持つ特別さは、どんなところにあると思いますか?

写真は写真で姿形を忘れないでいられるのですが、声はまたずっと聞いていたからか目の前にいるような気持ちになれます。

ー「おめでとう」という一言が聞けたことで、その時のご自身にとってどのような気持ちの変化がありましたか?

嬉しさもありましたしもういないんだこの声のお母さんに会えないんだという寂しさがありました。ただ、やはりあたたかい気持ちにも強くなれました。

<枇杷かな子さん関連情報>
▽X(旧Twitter)
https://x.com/BiwaAmazake
▽Instagram
https://www.instagram.com/kanakobiwa/
▽公式ブログ
https://biwakanako.mystrikingly.com/
▽書籍『今日もまだお母さんに会いたい』(Amazon)
https://www.amazon.co.jp/dp/4046853999

よろず〜の求人情報

求人情報一覧へ

気になるキーワード

新着ニュース