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「馬いる!」→「えっロボット!?」通行人が思わず三度見…JRAが作ったリアルすぎる馬ロボットが話題

米田ゆきほ 米田ゆきほ

本物そっくりの馬ロボが街中に登場し、通行人やSNSを賑わせている。

名古屋駅や大阪駅など都心部の駅や、イベント会場に突然現れるサラブレッドの白馬。人混みの中におとなしく佇む馬の姿に驚く人が続出しているが、その正体はJRAがプロモーション用に制作した馬ロボット。一体何のために作られたのか。モデルの馬は?JRAプロモーション部担当者に詳しく話を聞いた。

――馬ロボはいつ、どんな理由で制作されたものですか?

担当者:東京競馬場で人気のあった誘導馬・サクセスブロッケン号をモデルに、東京競馬場PRのため2017年秋に京王線新宿駅で開催されたイベント用に制作されたのがきっかけです。その後、度重なるリニューアルを経て現在はより精巧なものになっています。

――リアルすぎて本物の馬と間違える人も続出していますが、リアルさを追求した理由は?

担当者:本物の馬がなかなか行くことのできない街中のイベント会場を中心に登場し、馬の可愛さ・美しさを身近に感じていただきたいからです。JRAのPR大使として全国のイベント会場で活躍していますよ。

「リアルさ」については、顔部分はかなり本物そっくりに作り込んでいますが、実は可動部分はリアルだと感じるラインを見極め最低限の動きに抑えることで「全国出張のための可搬性」を叶えています。

――来場者の反応は?

担当者:初めて馬ロボをご覧になった方は、だいたい三度見しますね(笑)。「何かいる!」→「えっ本物の馬!?」→「いやロボットだ!」という反応が多いです。中にはこちらがお伝えするまでロボットと気が付かない方も。写真ではなく動画を撮影する方が多いのも特徴です。

会場によっては馬ロボへの騎乗体験や、ミニチュアホースのロボット「ミニ馬ロボ」が登場していることもあります。

――今後さらに進化する予定はありますか?

担当者:将来はサラブレッドのように歩いたり、走ったりするロボットが制作できるといいですが、それはまだだいぶ先の話ですかね(笑)。

――馬ロボに会える機会は?

担当者:12月24日(水)から12月28日(日)まで、ベルサール秋葉原で実施する有馬記念PRイベントに出演予定です。Gate J.東京(日比谷フォートタワー・B1F)には常設展示として栗毛の馬ロボがいますので、施設開館日であればいつでも会うことができます。

◇    ◇

SNSでは「ロボットなの!?」「そっくりすぎる」「本物の馬を移動させるとストレスがかかるので賢いお金の使い方」などの声に加え「本物のお馬さんいました」「駅に馬いるんだけど!」と本物と思い込んでいる人の投稿も多数。

なお、馬ロボは日本だけにとどまらず、香港の香港シャティン競馬場でも常設展示されているとのことだ。

JRA公式ホームページ
https://www.jra.go.jp/

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