「余った春巻の皮で鶴を折って揚げたら思ってたより上手くいった」。ちょっとした発想でつくってみた折り鶴が40万件を超える「いいね」を集める大反響に。投稿したXユーザー「風虱虱虱虱」(@kaze_kaze_kaze_)さんに話を聞いた。
大反響の要因は発想自体もさることながら、なんといっても春巻きの皮とは思えない完成度。普通の折り紙でつくった鶴と遜色ない仕上がりだ。そして、本来の折り紙にはない「揚げる」という工程では、さすがに形が崩れてしまうのでは…?と思いきや、こんがり揚がった折り鶴は羽がピンと上がり、躍動感たっぷりに舞っている。
投稿者さんによれば、この日は夕飯の春巻きを妻と子どもがつくっており「具と皮の配分が合わずに余ってしまった皮をどのように立体的にして揚げようかと考えていた時に鶴を思いつきました」と明かした。実は、幼少期からいろいろな物で鶴を折って遊んでいたのだとか。「割り箸の包み紙や紙ナプキン、紙製チケットの端などです。おしぼりは折りきれず失敗しました」と振り返る。
とはいえ、今回は「春巻きの皮」という未知なる挑戦。「開いてしまうと形が崩れるような所を水で湿らせて固めるよう心がけました」と丁寧に折りすすめた。また、揚げる際も少なめの油で半分ずつゆっくり揚げ、パリパリになる前に菜箸で翼の付け根をそっと広げたという。
ほんのり塩味で、お菓子のような食べ応え。「子どもも喜んでくれるので遊び目的ではなく食用としてつくるのは良いかなと思いました」と、あくまで食用として次回作を見据えた。
ネットも「春巻きの皮で鶴折れるんや」「すげええ!」「発想すごいな」「上手くて旨そう」「発想も面白いし技術もすごい」「こんなきれいに揚がるもんなんだな」「もはや芸術作品やん」「揚げても完璧に姿を保っている」「羽も上がっていい感じ」と、驚きと絶賛の嵐。「外国人観光客に喜ばれそう」「インバウンド観光客相手に出したら受けそう」「外国人向けの和食料理店ですごいウケそう」と予測する声もあった。