栃木県那須町の那須どうぶつ王国で、7月11日に誕生したレッサーパンダの親子展示が始まった。
那須どうぶつ王国が公式Xにて「ついに公開!」との言葉とともに投稿した写真には、笑っているような表情のレッサーパンダの赤ちゃんが!
大人のレッサーパンダとは違うパヤパヤの毛と、ぬいぐるみのような体のバランス、さらにまだ歯が生えそろっていない口が可愛すぎると大きな話題を呼び、444万PVを記録した。出産時のことや、現在の親子の様子など、那須どうぶつ王国の飼育担当者に話を聞いた。
――出産・誕生の時の印象的な光景は?
担当者:母親のグミは出産予定日に近づいてもなかなか巣箱を使ってくれなかったんです。急に巣箱に入るようになり「出産が近いぞ!」とスタッフ一同そわそわしていたのを覚えています。7月11日の朝、巣箱から鳴き声が聞こえて生まれたのを確認しました。母子共に無事なことを確認して安堵と喜びでいっぱいでした。
――お母さんのグミさんの様子は、出産直後から現在にかけて、何か変化はありましたか?
担当者:巣箱に赤ちゃんを置いて出ていくことが多く、ちゃんとミルクを与えられているのか心配していたのですが、巣箱内のカメラにはしっかり子育てしている様子を確認しました。マイペースながら一生懸命子育てしている様子に感動しました。
――公開が始まった赤ちゃんの様子は?
担当者:とても元気がよく、お母さんについていって高い木の上まで登り、スタッフが心配になるほど。父親の大福や母親のグミに似て運動神経が良いのかもしれません。来園者を気にする様子はなく、ガラス近くまで近づいてくることもあるんですよ。
――赤ちゃんならではの特徴は?
担当者:赤ちゃんは体に比べて頭が大きいのと、ふわふわの毛がまるでぬいぐるみのようで、愛くるしいんです。 親子の場面では、母親のグミがマイペースながらしっかり子育てしている様子を見ていただきたいですね。赤ちゃんの首を噛んで移動させたり、ガラス越しだと聞こえないかもしれませんが鳴き声で呼び合ったりしているのもポイントですよ!
――名前は公募で決定するそうですが、どんな名前になればいいな、と思いますか?
担当者:父親が和菓子の「大福」、母親が洋菓子の「グミ」なので、両親とは違うジャンルのお菓子の名前になればいいなと思っています。
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SNSでは「なんという可愛さ」「まだ歯が生えてない?」「 俺に足りないのはレッサーパンダと気づいた」「言葉にできないレベルのキラキラ赤ちゃん」などの反響が集まった。親子展示の終了予定は未定だが、赤ちゃんが独り立ちするまでは続けるそう。期間限定の親子の交流がみられる貴重な展示。是非お見逃しなく。
那須どうぶつ王国
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