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自己資金177億円を投じた映画が超大コケ→愛用の1億5000万円時計を売却へ 巨匠コッポラ監督「お金に興味がない」

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フランシス・フォード・コッポラ監督
フランシス・フォード・コッポラ監督

 映画「ゴッドファーザー」三部作や「地獄の黙示録」(1980年)などで知られる巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督(86)が、自身の私物である高級腕時計7点をオークションに出品する。これは、コッポラ監督が1億2000万ドル(約177億円)の自己資金を投じて製作した「メガロポリス」(2025年)が世界興行収入わずか1430万ドル(約21億円)にとどまり、多額の損失を被ったことを受けた決断のようだ。

 出品される時計の中には、著名時計師フランソワ=ポール・ジュルヌと共同でデザインした、100万ドル(約1億5000万円)相当の一点物「F.P.ジュルヌ FFCプロトタイプ」も含まれる。このモデルは、黒いチタン製の人間の手を模した表示機構を持ち、指や親指の動きで時刻を示すユニークな構造が特徴だ。

 これらの時計は、12月6日と7日にニューヨークで開催されるフィリップスのオークションに出品される予定。

 長年にわたり「メガロポリス」の製作に取り組んできたコッポラ監督は、スタジオを通さず自費で映画を完成させたが、「この作品だけが特別な『情熱プロジェクト』というわけではない」と語っていた。また、2024年のカンヌ国際映画祭では、「私はお金に興味がない」「子どもたちも財産を必要としていない」とも述べていた。

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