26日放送予定のABCテレビ・テレビ朝日系「新婚さんいらっしゃい!」(日曜、後0・55)では、離婚・死別を経験し、アラウンド還暦で新たな幸せをつかんだ夫婦が登場。大人同士のすてきな“最後の恋”に迫る。
2人は昨年4月、夫が63歳、妻が58歳で再婚した。夫は前妻と18年前に離婚、妻は10年近く前に前夫と死別。ともに娘が2人ずついる。夫は墓石の彫刻師で、妻は小学校教師だったが結婚を機に退職して今は専業主婦。10LDKの広々とした日本家屋に、88歳になる妻の父と3人で暮らしている。
共通の趣味はピアノ。夫は3歳から13歳まで、妻は小学1年生から中学1年まで習っていた。近年になって再開したのだが、ピアノの先生が同じだったことが出会いのきっかけに。妻が夫を初めて見かけたのは、発表会前のリハーサル。仕事帰りの作業着姿でダイナミックに演奏するギャップに衝撃を受け、次のレッスンで先生に「一体何者なんですか」と思わず聞いたという。一方の夫は「自分が先に(妻に)興味をもった」と回想し、最初の発表会での妻が輝いていたと語る。
後日作られたピアノ教室のグループLINEで、2人は交流を始める。ある日、妻が行こうとしていたジャズピアニストのコンサートに、同行予定だった妹が行けなくなり、代わりに夫を誘ったことを機に、何度かデートを重ねるようになった。番組では、2人の恋がぐっと動き出す「大根の酢漬け事件」についても明かされる。
こうして交際を始めた2人。ある日、夫が自身の地元・長崎名物であるカステラを買いに行こうと、妻を百貨店へ誘う。着いていくと、夫が向かったのは食品売り場ではなく、ティファニーショップ。そこで「指輪を買おう」と言われた妻は、うれしさのあまり号泣。「こんなに自分が幸せになってもいいのかなと思った」「指輪を買いに行こうと言われていたら断っていた」と回想する。
番組ラストでは、妻の次女からの手紙を披露され、妻の瞳からは感動の涙があふれる。