「アナと雪の女王」などで知られる女優クリステン・ベル(45)のインスタグラム投稿が、DVを軽視する内容だと批判されている。アメリカでは10月がドメスティックバイオレンス啓発月間となっており、夫で俳優のダックス・シェパード(50)との結婚12周年を祝った投稿のキャプションで、「ジョーク」と説明していた内容が不適切だとされている。
18日の投稿には、2人が抱き合う写真と共に「結婚12周年おめでとう。かつてあなたはこう言った。『君を殺したりはしないよ。ある時点で妻を殺す男は多いけど、僕は君を殺す動機が強くても絶対にしない』」と記されていた。
この発言に対し、DV撲滅を目指す全米ネットワーク(NNEDV)は声明を発表し、投稿を非難した。団体の広報担当者はページ・シックスに「ドメスティックバイオレンスの『ジョーク』が、被害者や生存者が日々直面する恐怖、トラウマ、痛みを軽視することは決して笑えるものではありません」と述べた。さらに「ドメスティックバイオレンス啓発月間にあたっては、被害者と生存者を支援し、効果的な解決策に投資し、この問題に真剣に向き合う責任があります」と付け加えた。
同メディアによると、クリステン側はコメント要請に応じておらず、投稿は現在もクリステンのSNS上に残っている。
ダックスと2013年に結婚し、2人の娘を育てているクリステンは、過去に虐待被害者支援について公に語っており、2018年には元体操チーム医師ラリー・ナサーの性虐待証言を行った23人の体操選手に人道賞を授与するプレゼンターを務めていた。