国民民主党の玉木雄一郎代表(56)が21日、国会内での定例会見で、同氏が榛葉賀津也幹事長(58)とYouTubeチャンネルで対談した際、立憲民主党の蓮舫参院議員(57)をめぐり「黒歴史」などと発言した件について釈明した。
玉木氏、榛葉氏は11日に公開したYouTubeでの対談で民主党、民進党時代を振り返り、かつては関係が薄かったと談笑。自身が立候補した2016年の民進党代表選を振り返り、玉木氏が「榛葉氏さんなんかはね、前の民進党の代表選挙で蓮舫さん応援してるからね。これ、黒歴史」と話すと榛葉氏は噴き出し、両氏は「黒歴史」と盛り上がった。
榛葉氏は「あれはね、参議院はみんなして蓮舫さん応援しようって。あの時、選挙終わったら衆議院行くって言ったから。じゃあ、みんなでって」と経緯を振り返ると、玉木氏は「戻ってきたね」と語り、両氏は蓮舫氏からX(旧ツイッター)上でブロックされたことも明かしていた。
記者団から黒歴史発言について「本人のいないところで陰口を言うのはどうなのかといった批判が上がっている」と指摘された玉木氏は「ただ、あれ(YouTube)ご覧いただくと、今はそれこそ榛葉は『趣味は玉木雄一郎』と言っているんですけど、私が初めて民進党の代表選挙に出た時に、榛葉は蓮舫さんの推薦人になっていたので、あれは蓮舫さんをちょっとディスるとか揶揄(やゆ)することではなくて、むしろ榛葉に対して言ったこと」と釈明した。
玉木氏は、ブロック発言についても「榛葉と一緒にいる時に『なんかいろいろ言われているよ』みたいな話をして、それで見ようとしたら私だけブロックされていて、榛葉はブロックされてなかったので、(榛葉氏が)『なんだ代表だけブロックされているじゃないか』と言って、私はもう、蓮舫さんにブロックされるような人なんだなと言って。これは自分に対する、少し『なんかブロックされて残念だな』という思いを申し上げたので、蓮舫さんを下げようとか非難しようとかっていう趣旨で言ったものではないんですが」と真意を語った。
「ただ、そのように捉えられたとしたらですね、やっぱりそれは反省すべきところもあるなと思いますので、今後発言には注意していきたい」と改善点があることも語った。