立憲民主党の安住淳幹事長が9日、YouTube番組「ReHacQ-リハック-」に生出演し、国民民主党への思いを語った。
ReHacQプロデューサー・高橋弘樹氏との1対1での対談。首班指名について、安住氏が国民民主党の玉木雄一郎代表の名前を出した時期でもあった。
玉木氏について安住氏は「言っちゃあ悪いけど、17年まで同じ党で、玉木さんなんかぼくが国対委員長の時に発掘したって言ったらおこがましいんだけど、そうやって育ててきた人間だから」と師匠的なポジションでもあったと語った。
国民民主が立民に対して「エネルギーや安保など基本政策の違いがある」と主張することについては「違いを浮き立たせるために言ってるところもあるんですよ」とパフォーマンス的な側面があると説明。「応援してもらってる労働組合なんか一緒でしょ」と連合の支援を受けていることにも言及した。「『違う』って言ったって、私から見れば許容範囲なんですよ」とした。
さらに「高校時代のことを思い出してもらえれば分かる」と前置きし、「楽しい仲間と一緒に居れるのは、やっぱり1つのクラスとか部活とか、それぐらいの人数ですよ。せいぜい20人じゃないですか」と指摘。「だけど、自民党も立憲民主党も200人近いんですよ。政権取る時って300人必要なんですよ」とケタが違うことを示した上で「玉木さんたちも衆議院で20数人(10月18日現在で27人)か。だと、だいたいそういうことでとんがっていられるんだけど」と“少人数”だからこその行動と分析した。
国民民主が「政策実現」を前面に出すことについては「自民党を批判して選挙やって勝ってきて、『自民党に代わる政権を作らないか』って言ったら『いやいや政策実現です』って言うんだけど」とやや不満げ。「本当は自民党に代わる政権を取って、自分たちの党で当選させた若い人たちに政権与党として大きい仕事をさせてあげるっていう責任があるんじゃないかと思うんです」と“まずは政権交代”を主張した。
政権与党となるには「150人、200人と集まらないといけないから」とあらためて指摘。「そうなると、自民党だってうちだって、それはもう多種多様なご意見があるんですよ、党内に。それをちゃんとくだいて消化してまとめていく力がなければ、政権政党にはなれないんですよ」と“大人数”ならではの苦労があるとした。「20~30人で固まってるのが一番楽しいから」と人数の違いを強調していた。