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ロバート・レッドフォードさん、少予算映画界にも功績 トランプ大統領からディカプリオまで立場・世代超えて追悼

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ロバート・レッドフォードさん
ロバート・レッドフォードさん

 俳優・監督のロバート・レッドフォードさんが、9月16日朝、ユタ州サンダンス・リゾートの自宅で死去した。89歳だった。広報担当者は「彼は愛する場所で、愛する人々に囲まれて旅立ちました」と語り、家族のプライバシーを尊重するよう呼びかけている。

 1960年代に俳優として頭角を現し、1970年代には『スティング』『追憶』『候補者ビル・マッケイ』などで人気を確立。『明日に向って撃て!』では、サンダンス・キッド役でポール・ニューマンと共演した。

 監督としても高く評価され、1980年には『普通の人々』でアカデミー賞監督賞と作品賞を受賞。またサンダンス映画祭を創設し、クエンティン・タランティーノやダーレン・アロノフスキーら新鋭監督の登竜門として、インディペンデント映画界に多大な貢献を果たした。

 その後も『幸福の条件』『ラスト・キャッスル』『スパイ・ゲーム』などで存在感を示し、2019年の『アベンジャーズ/エンドゲーム』が最後の映画出演となった。

 ロバートの訃報に、各界から深い哀悼の声が寄せられている。ドナルド・トランプ米大統領は「彼以上の存在はいなかった」と語り、黄金期の輝きを称えた。ロン・ハワードは「芸術的なゲームチェンジャー」と讃え、メリル・ストリープは「ライオンのひとりが逝った」と静かに別れを告げた。マーク・ラファロは「真のアメリカの英雄」と呼び、レオナルド・ディカプリオは「芸術と環境の擁護者」としてその功績を称賛。ロバートの遺した影響は、世代を超えて語り継がれていくだろう。

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