akiya_b

怖い魚!?強烈な見た目でネットでバズる「ゴマモンガラ」食べると味はマグロに似ているとの声も

米田ゆきほ 米田ゆきほ

ネットで"怖い魚"としてバズっているゴマモンガラ

最大60センチほどになる大きさと、大きな歯と顎、名前の由来にもなっているインパクトある文様が特徴で、非常に凶暴だと注意喚起するニュースが報じられた。海で突然出会うと驚くだろうが、実際本当に危険な魚なのだろうか?長年ゴマモンガラを飼育する、沖縄県八重山郡の黒島研究所の研究員に話を聞いてみた。

――いつから飼育されているんですか?

研究員:当館では10年以上飼育しています。鹿児島、沖縄、八重山あたりでは珍しくない魚なんですよ。ネットでバズったのが不思議なくらい普通に見られます。

――特徴的な生態について 

研究員:浜辺で、オレンジ色のしっぽを出してるんです。顎が強いので浅瀬で石をずらして、下にいる蟹などを食べてるんだと思います。

卵を守っている母親の魚は強く、卵が危険にさらされるようなことがあると噛みつく時も。怖い魚と報道されていますが、勇敢な魚というイメージです。

――食べられる魚ですか? 

研究員:食用にもなります。種類は白身なのですが、赤身のような味で、まぐろに似ているという人も。市場に出回ることはあまり無く、漁や釣りでかかったら食べる、という感じです。

◇    ◇

SNSでは「話の通じなさそうな顔」「海で会ったら絶望する」「こんな得体のしれない生き物がいるから海が苦手」「カワハギの仲間はみんな噛んでくる」などの反響が寄せられた。

沖縄では「ジキラン」と呼ばれ、顎の力が強くルアーが噛み砕かれるので、釣り人からは敬遠されているそう。魚を守る母親は凶暴なので、海の中で向かって来られた時には、急浮上せず横方向に逃げるのが大事とのこと。群れずテリトリーを大切に暮らすゴマモンガラ。人間は静かに見守ることが重要だ。

黒島研究所
http://www.kuroshima.org/index.html

よろず〜の求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース