国民民主党の玉木雄一郎代表が7日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、“次の自民党総裁”に「協力」を呼びかけた。この日、石破茂首相が会見し、辞任する意向を示していた。
玉木氏は「先ほど石破総理の辞任会見を見たが、無念さが滲んでいた。」と切り出し、「最後まで、解散総選挙か辞任かで揺れ動いたことが伺える。裏金議員や派閥の動きに対して言いたいこともあるのだろう。」と心境を推測した。続けて「党内外に様々な困難を抱える中での政権運営は大変だったと思う。やりたいこともできなかったのだろう。まずは、お疲れ様と申し上げたい。」とねぎらった。
一方で「ただ、結果として政治空白を長引かせてしまったことは否めない。この1ヶ月半、国民から見れば、物価高騰対策は何一つ進んでいない。」と厳しく指摘。「自民党には早く事態を収束させ、国政の停滞をこれ以上長引かせないようにしてもらいたい。」と望んだ。
石破氏の正式な辞任時期は決まっていないが、今後は総裁選が行われる流れとなる。
玉木氏は「新たな総裁が選ばれても少数与党であることは変わりはない。私たち野党の意見にも耳を傾け、幅広い民意を汲み取った政権運営を求めたい。」と早くも“新総裁”に注文を付けた。さらに「特に、国民民主党としては、
①ガソリンの暫定税率の廃止と
②103万円の壁を178万円を目指して今年から引き上げる
この2点を確認した昨年12月の自公国3党合意を、新総裁のもとでも引き継ぎ、その実現に努力して欲しいと思う。」と石破政権下で立ち消えになりそうだった3党合意がまだ有効であることを強調。「協力してもらえるなら、私たちも協力していきたい。」と柔軟に対応する構えであることを示した。