参政党の神谷宗幣代表が15日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、靖国神社に参拝したことを報告した。「今日は朝から参政党の国会議員18名全員と地方議員70名の合計88名で靖国神社の昇殿参拝をし、千鳥ヶ淵の全国戦没者追悼式に参加してきました。」と報告した。
さらに「今日の日に合わせて終戦80年の談話も出しましたので、ご覧ください。」と伝えた。参政党による終戦80年の談話の全文は以下の通り。
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我が国は、いま大東亜戦争終結から80年という、大きな節目を迎えています。
遡れば戊辰戦争から157年。
不平等条約の改正を求め、脱亜入欧の旗のもと、西洋列強の帝国主義の掟に合わせて軍事力を競い抜いた77年の歩みは、大東亜戦争の敗戦によって幕を閉じました。
その中で行われた幾多の戦いにおいて、祖国と家族を護るため、尊き命を捧げ、散華された英霊の御霊に対し、私たちは心から哀悼と感謝の誠を捧げます。
その崇高な精神と犠牲の上にこそ、この80年間、我が国は軍事的な戦火に巻き込まれず、平和と繁栄を享受してきたのです。
戦後の前半、日本は軍事では敗れながらも、経済の戦いに挑み、不死鳥のごとく焼け野原から立ち上がりました。
そして、歴史に類を見ない復興と発展を遂げ、世界中を驚かせたのです。
しかし、我が国は後半の30年で「失われた時代」に突入しました。
国際競争力は低下し、貧困が進み、人口減少の波が押し寄せ、国民は将来への希望を見失いつつあります。
経済の停滞は暮らしを圧迫し、エネルギーや食料の自給力の低下は、国家の安全そのものを揺るがす事態となっています。
その中で、今こそ私たちは明治維新からの160年、大東亜戦争終結からの80年を総括しなければなりません。
先人は何を思い、いかに戦ったのか。
歴史の光と影を学び、二度と国民を戦禍にさらすことなく、グローバリズムの荒波を乗り越え、命を懸けて護られた「日本」を未来へと繋ぐ――。
それが、今を生きる私たちの使命です。
この節目の年、参議院議員選挙が行われ、長らく戦後日本の政治を牽引してきた自民党が、結党以来初めて衆参両院で過半数を割りました。
その一方で、「日本人ファースト」を掲げる我が参政党が、多くの国民の支持をいただきました。
この結果は、単なる政治勢力図の変化ではありません。
それは、政府与党や既成支配層に見放されたと感じる国民の怒りであり、同時に「このまま日本を滅びゆかせてはならない」という覚悟、そして希望と変革への熱い思いの結晶なのです。
私たちは、こんな国民の思いと期待を真摯に受け止めます。
経済の復興による国民生活の安定、防衛力の強化、食料とエネルギーの確保、そして国民の精神的豊かさを取り戻す教育の再興――。
この国の礎を成す全てを再び確かなものとするため、私たちは愚直に、力強く歩を進めてまいります。
先人が護り抜いた日本を、次の世代へ。
そして、子や孫たちが誇りと希望を胸に生きられる未来を、この手で切り拓くために。
参政党は、全身全霊をもって戦い続けます。
令和7年8月15日