akiya_b

元宝塚星組娘役・有沙瞳「大阪は踊る!」個性派ぞろいの共演者に戦々恐々!?「私の色を出せたら」

石川美佳 石川美佳
有沙瞳
有沙瞳

 元宝塚歌劇団星組娘役スターで女優の有沙瞳がこのほど、大阪松竹座「大阪は踊る!」(10月4日~12日)の意気込みを語った。

 道頓堀に石油が湧いたことで、巻き起こるお祭り騒ぎと市と政府の対立、自衛隊との攻防戦…大阪人のパワーとエネルギーがほとばしる荒唐無稽な楽しい作品になっている。主演の浜中文一は大阪市役所の“どないしょう課”の職員を、有沙はそれを取材するテレビリポーター・麻生直美を演じる。

 有沙は「直美は明るくて行動力があり、芯の強い女性という印象。世の中に『真実をわかってほしいと』いう思いがあり、そうした生き方をしている人」と分析する。「笑顔でポワンと見えるが芯の強い役」だという。共演者は浜中をはじめ、声優としても活躍する松本梨香、元男闘呼組の前田耕陽、漫才師の海原はるから個性の強いメンバーが揃っている。「私自身、あまりグイグイいけるタイプじゃないので…みなさんのキャラが個性的なので、私の自分の色を出せたら」と語る。

 宝塚生活は11年。歌の得意な美貌の娘役として、数々の大役を演じてきた。下級生の雪組時代から抜擢を受け、またエトワールを任せられるほどの歌姫としてもならした。星組への組替え後も、轟悠の相手役を務め、「王家に捧ぐ歌」ではアムネリス、「マノン」ではタイトルロール、「1789」ではマリー・アントワネットを演じた。

 宝塚時代を「すごくまじめで、何にでも真剣。クソマジメでした。遊ぶよりも、お稽古…みたない。自宅に帰ってきてもずっと“有沙瞳"のままでした」と振り返る。だがコロナ禍で宝塚の公演も中止となり「本当の私ってなんだろう」と言ったん立ち止まり、退団したことで「初めてゆとりができました」と笑う。

 退団後は「行けなかった海外旅行に行ったりしました。宝塚の舞台になったイタリアとかも行ってきました。短期間ですがニューヨークではレッスンを受けて、自分に足りなかった物はなにかもわかってきました」とさらにブラッシュアップをはかってきた。

 今回、第二の故郷ともいうべき大阪での舞台。「直美はリポーターなんで、仕事では標準語だけど、普段ポロリと大阪弁が出てしまう。そんなところは似てるかも(笑)。多くの方にぜひ足を運んでいただけたら」と呼びかけた。

よろず〜の求人情報

求人情報一覧へ

気になるキーワード

新着ニュース