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しゃべるオウム、麻薬密売組織の摘発に貢献 犯人のペットで動画が一役

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オウムが麻薬密売組織の摘発に貢献
オウムが麻薬密売組織の摘発に貢献

 英国に住むあるオウムが、大規模な麻薬密売組織の摘発に貢献した。

 ランカシャー州ブラックプール警察は、ギャングリーダーで現在服役中アダム・ガーネット(35)の家を捜索したところ、スマートフォン数台とWiFiルーターを発見、ガーネットの恋人シャノン・ヒルトン(29)や仲間を特定した。

 そしてギャングメンバーらの自宅住所を捜索し麻薬、現金、スマートフォンを大量に発見、それぞれのメンバーを結びつける証拠となった。住所不定のヒルトンは、ペットのオウム「マンゴー」に「two for 25(小型コカイン2袋で25ポンド)」というクラックコカインの取引価格を意味する隠語を教えたり、「マンゴー」が、ヘロイン、クラックコカイン、ケタミン、大麻など麻薬売買で得たお札を摘み遊んでいる様子を映した動画を保存しており、麻薬密売組織の特定に一役買うこととなった。

 この動画の他にも、ギャングメンバーらのスマートフォンからはキロ単位の白い粉の画像や「Cocaine」という単語を含んだラップを歌う画像なども発見された。

 今回の捜査で15人が逮捕、全員有罪となり、リーダーのガーネットは19年6カ月、ヒルトンは12年の懲役刑を科された。

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