米女優ロニ・アンダーソンさんが、長期にわたる闘病生活の末、ロサンゼルスの病院で亡くなった。79歳だった。
シットコム「かっとび放送局WKRP」のジェニファー・マーロウ役で知られるロニさんは、同役でゴールデングローブ賞に3回、エミー賞に2回ノミネートされるなど高い評価を受けた。この作品の成功を機に映画界にも進出し、1983年にはバート・レイノルズと共演したレースカー・コメディ「ストローカーエース」に出演。二人は恋に落ち、1988年に結婚し、息子クイントンを養子に迎えたが、1994年に離婚。レイノルズは後に「俳優と結婚するべきではなかった」と語っている。
それでもロニさんは、2018年にレイノルズが亡くなった際には「彼は素晴らしい俳優であり監督でした。12年間私の人生の大きな一部であり、クイントンの父として30年間関わってくれました」と追悼の言葉を述べていた。
テレビドラマ「サブリナ」や「V.I.P.」などにも出演したロニさんは、私生活では4度の結婚歴があり、最初の夫ブルース・ハッセルバーグとの間に娘ディアドラを授かった。2008年には音楽家ボブ・フリックと再婚し、晩年を共に過ごした。