バンダイが発売する電子ゲーム「たまごっち」。1996年の発売時には社会現象級の大ブームを巻き起こし、今年7月12日にも最新モデル「たまごっちパラダイス」が発表された現行の人気電子ゲームだ。平成を超えて令和になっても愛され続けるるのは流石の一言。
先日、そんなたまごっちを育てるらむねさん(@tamagotchinikki)の「慎重に育てていたせきとりっちがついに死亡した。享年25」という報告がネット民を驚かせた。
たまごっちは1日で1才の年を取るシステム。「25年」は人間の時間では25日であり、驚きには誤解が含まれていたのだが、それでもこの寿命まで育てたこと自体、驚きに値する快挙と言える。
らむねさんも、25歳まで育てて天寿を全うさせたのははじめてだという。なお、残された卵から二代目も育成中。今回、そんならむねさんにたまごっちとの出会いなどについて話を聞いた。
ーーたまごっちとの出会いはいつでしょうか。
らむね: たまごっちとの出会いは5歳くらいの頃で、一番最初に発売された元祖「たまごっち」を行列に並び買ってもらいました。
その後小学生の頃に第二次ブームが到来し、「かえってきた!たまごっちプラス」や「祝ケータイかいツー!たまごっちプラス」はかなり遊びました。
その後しばらくブランクを経て大人になってからオークションサイトなどで昔のたまごっちを買い集めて今に至ります。ブランクがあるので何とも言えませんが、最初に手にしてから30年弱経過しております。
ーー今回、育てていたたまごっちを購入したのはいつのものでしょうか。
らむね: 今回のたまごっちは数ヶ月前にフリマサイトで購入したものです。数あるコレクションの一つで、もちろん初めて購入したものではありません。
ーー一番好きなのは「せきとりっち」ですか。
らむね:一番好きなのはアイコンにもしている「ますくっち」です。せきとりっちはおやじっちに並ぶ隠れキャラクターの一つで、見た目通りお相撲さんをモチーフにしたユニークなキャラです。
ーー二代目の育成は順調でしょうか。
らむね:二代目は実は早々に1回お世話ミスをしてしまいました。たまごっちの就寝時に電気を消し忘れたのです。一代目から続く一連の育成はある検証を目的としているので、ちょっと計画が狂いました。しかしせっかくなのでこのまま育てます。この先も気長に何度でもトライします。
ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください。
らむね: 投稿の反響には正直驚きました。原因はたまごっちの死亡について「享年25」などと記載してしまったためです。25才で死亡したことを軽い気持ちで人間風に表現してみただけですが、25年育成したと誤解する人が続出したようです。当時のたまごっちは日に1才ずつ年を取るので、実際には25日の育成です。
当時のたまごっちにはセーブ機能がなく、電池が切れると育成データは消えてしまいます。またそれぞれのキャラクターには寿命が設定されており、最長でも25才くらいと言われています。よって、25年同じキャラクターを育成し続けることは不可能なのです。
これらは私にとってあまりにも当たり前のことだったので、まさかそのような誤解が発生するとは思いもしません。わざとミスリードを狙い注目を集めようなどという意図は全くございませんでした。
そもそも、私のアカウントはコアなたまごっちファン向けのマニアックなポストをしているので、界隈外の方が食いつくことも想定外です。誤解を招いてしまったことは申し訳なく思いますが、結果的にたくさんの方が各々のたまごっちエピソードを寄せてくださったことは大変嬉しく思います。それらを読むのはとても面白く、改めてたまごっちが国民的玩具であることを認識しました。
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らむねさんは、古い型のたまごっちを中心に攻略情報やその他たまごっちネタをブログにまとめている。
たまごっちが好きな方はチェックしてみてはいかがだろうか。
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