世界最高齢のマラソン選手のファウジャ・シンさんがインドでひき逃げに遭い死亡した。114歳だった。
14日、パンジャブ州の生まれ故郷のビース・ピンド村で道路を横断中、身元不明の車にはねられたそうで、地元の人々によって病院に搬送されるも帰らぬ人となった。
シンさんは89歳でランニングを開始、100歳を超えてからいくつかの年齢カテゴリーをまたぎマラソンを完走し世界的アイコンとなっていた。
1992年からはイギリス、ロンドンのイルフォードに住んでいたシンさん、そこで所属していたランニングクラブ「Sikhs In The City」は今後のイベントで故人の人生と功績を称える予定たという。
同クラブのハーマンダー・シンさんは、「私たちにとって人間性の象徴であり、ポジティブなパワーの源であったファウジャ・シンがインドで亡くなったことを知り大変悲しく思っています」と声明を発表、インドのナレンドラ・モディ首相も、「途轍もない決意を持った並外れたアスリート」とシンさんを偲ぶコメントを寄せている。