韓国俳優のイ・ミンホが22日に38歳の誕生日を迎え、ファンから贈られた超豪華プレゼントをSNSで公開。ネットユーザーの間で「韓流スターとして、ファンの応援に対する感謝の気持ちを示した」という肯定的な見方と、「中堅俳優が、差し入れ文化を当然のように受け入れる姿は時代錯誤」という意見が対立していると、現地メディアのテンアジアが報じた。
イ・ミンホが公開した写真には、たくさんの花束や風船、高価なプレゼントがずらり。そんな心のこもったファンからのプレゼントに、感謝のコメントがつづられている。デビューから19年、国内外で“韓流スター”として人気を博し、毎年誕生日にはファンからもらった大量のプレゼントを公開している。
しかし、ネットユーザーの反応は賛否両論となった。一部では、「イ・ミンホの年なら、もうプレゼントは受け取らず、気持ちだけ受け取ると言ってもおかしくない」「最近の人気俳優は、差し入れを遠慮して寄付を促す」「イ・ミンホは今もプレゼントを公開して、もらうのが当然だと思ってるみたい」「環境問題が深刻な中、毎年風船や花束の写真を載せるなんて恥ずかしくないのか」「来年も贈ってくれと言ってるように見える」など、否定的な反応が見られた。
近年では、ファンからの差し入れを断ったり、プレゼントの代わりに寄付を促す芸能人が増えている。BIGBANGのG-DRAGONは、自身の誕生日に、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)へ8180万ウォン(約818万円)の大金を寄付し、善良な影響力を発揮。俳優のパク・ボゴムも「プレゼントよりも気持ちが重要」と、ファンからのプレゼントを丁重に断る姿勢が、SNSで話題となった。
ドラマ「星がウワサするから」で、イ・ミンホと共演したコン・ヒョジンも、2022年に自身のSNSで「もうすぐ誕生日を迎えるけど、皆さんからは祝福の気持ちだけいただきたい」と、プレゼントを控えるよう呼びかけた。「プレゼントの配達の際に排出される炭素、一度で食べきれない大切なケーキ、一気に集まる梱包材などに心苦しくなる。とても感動的だし、たくさんの花やプレゼントを受け取ると、たくさんの人から愛され祝福されていると感じるけど、一方で、全てがもったいないと感じる」と、その理由を明かした。
一方で、イ・ミンホのファンは「贈りたいから贈っただけなのに、何が問題なの?」「喜んで載せてくれてるのに、第三者が文句を言う必要はない」「強要されたわけでもなく、ファンと喜びを分かち合ってるだけなのに」と擁護。ファンと芸能人の間の毎年恒例の文化であり、単なるポジティブなコミュニケーションだという意見に説得力を加えた。
同メディアは、ファンの気持ちに応える方法は、プレゼントの写真を公開する以外にもあるのはないか。デビュー20年を目前にしたイ・ミンホは、この先ファンの思いをより健全な形で受け止める方法を、考えるべき時期に来ていると記事を締めている。