登山家の野口健氏が23日までに自身のX(旧ツイッター)に新規投稿。〝女性との握手〟について「『手を触れていいですか?』と確認しなければならない時代なのかも」などと私見を綴った。
野口氏は、タレントのフィフィが21日に更新した自身のXで、歌手・田原俊彦がTBSのラジオ番組生放送中に女性アナウンサーの手に触れるなどの〝不適切な言動〟があったと報じられたニュースについて「え?手を触られただけで⁇って意見もあるけど、好きでもない人に手を触られるのって、気持悪くてかなり不快って人は多いと思うよ。」と指摘したという記事を引用し、自身の思いを連続投稿した。
野口氏は22日夜に更新したXで「『好きでもない人に手を触られるのって、気持悪くてかなり不快って人は多いと思うよ』。だとするのならば初対面の人とやはり握手は出来なくなる…。」と切り出し、「僕はこれまで実に多くの方々と握手をしてきましたが、中には不快と感じていた人もいるのかもしれない…。海外育ちが長かった為か初対面の時に握手をする習慣が僕にはあります。握手、僕は好きな習慣ですが『好きでもない人の手を触れたくない』と言われたら何て返事をすればいいのだろう。もちろん、シチュエーションもあるのでしょうが…。いやいや、気をつけなければいけませんね。」と綴った。
さらに、野口氏は「僕は仕事先ではじめて会う人に握手をする習慣がありますが『手を振られるだけで』嫌悪感を覚える女性がいるならば、握手の際に『手を触れていいですか?』と確認しなければならない時代なのかもしれない。」「相手が『不快に感じるのかどうか』となると事前に確認しないと地雷を踏む事になる。人によっては握手すら嫌悪感を覚える人もいる可能性が否定できない訳で。」などと付け加えた。
その上で、野口氏は「高校時代にイギリスにいましたが、握手の時に男性が女性の手にキスをするシーンも。女王陛下の手にキスをするシーンはテレビでよく見かけましたが、あれも、女王陛下に許可を頂いた上でキスをしていたのかもしれませんね…。あの頃はそれが自然な挨拶だと思っていましたが、不快に感じるのかどうかは相手によって違う訳ですよね。 自分の前の人が女王陛下の手にキスをしていたから自分もいいのかと思い込んだら地雷を踏んでしまうかもしれない。」と自身の体験を踏まえ、「いずれにせよ、このご時世、握手にせよ相手に確認した方が無難ということなのでしょう。」と結論づけた。