「これ手作業だったのか!」定番お菓子、驚きの製造工程 機械化できない理由をメーカーに聞いた

藤丸 紘生 藤丸 紘生
「そうかんの茎わかめ」うす塩味(ボーナスパック)=画像提供・株式会社壮関
「そうかんの茎わかめ」うす塩味(ボーナスパック)=画像提供・株式会社壮関

 お菓子メーカー「壮関」の看板商品「そうかんの茎わかめ」の製造工程が「これ手作業だったのか!!」「機械だと思ってた」「すごい、プロだわ」とSNSを驚かせている。

 話題を呼んでいるのは、同社が公式Xで公開した「そうかんの茎わかめ」の製造工程の動画。レーンを流れる個包装のフィルムの上に、手作業で茎わかめを載せていく様子が収められている。個包装の食べきりサイズが人気の同商品だが、まさか手作業で詰めているとは。

 SNSでも「これ手作業だったのか!」「えっ!!!そう入れてたの?!機械だと思ってた」「すごい、プロだわ」「こういう風に作られてたのか」「茎わかめ手作業で置いているのか!」と驚きの声が続出。13日に公開された同動画は、19日現在で12万件の「いいね」が寄せられる大反響となっている。

 同社の公式サイトを確認すると、個包装内の茎わかめの個数について「内容量(g)により管理をしているので個数にきまりはありません」とあり、続けて「個包装には専用の機械を使っていますが、原料の投入は個包装フィルム上に茎わかめを手作業で載せる方法をとっています」と記載されている。最終的な包装は機械化しているが、フィルム上に決まった量の茎わかめを載せる工程は手作業のようだ。

 同社の担当者はよろず~ニュースの取材に「設定された基準の重量に収まるよう、従業員が手作業で茎わかめを取り分けています」と説明。わかめという天然の産物を使用しているため、個体によって幅や厚みに差があり、それを考慮しながら均一に取り分ける作業を機械化するのは難しいという。個包装は最終的には機械で検品され、重量が基準の範囲を外れているものは自動的にはじかれる仕組みだが、「だいたい基準の重量に収まるように各作業者が供給できています」とプロの技で取り分けられている。

 「茎わかめ」の他に「カリカリ梅」「結びこんぶ」「国産だしごぼう」「キムチ大根」なども手作業で個包装に詰めているという。

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