女優のロビン・ライト(59)が、平等賃金を拒否された過去を明かした。ロビンは、2013年から2018年にかけてNetflixで配信されたドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」でクレア・アンダーウッド役を演じていた。夫のフランク・アンダーウッド役を演じていたのは、性的暴行疑惑が浮上して最終シーズンを待たずに同ドラマを降板させられたケヴィン・スペイシー。ロビンはケヴィンと同じギャラを求めていたが、ケヴィンが2002年に「アメリカン・ビューティー」でアカデミー賞の主演男優賞を、1996年に「ユージュアル・サスペクツ」で同助演男優賞を受賞しているという理由で却下されたという。
モンテカルロ・テレビ祭でロビンは「バラエティ」に「『私のキャラクターは同じくらい人気があるのだから、同じ額をもらうのは公平では?』と言ったら、『俳優として同じ額は払えないから、エグゼクティブ・プロデューサーにするし、監督もしていいよ。3つの異なる報酬を支払う』と言われた」と語った。「『なぜ俳優として同じ額をもらえないの?』と聞いたら、『アカデミー賞を受賞していないから』と答えられた」と暴露した。
しかし、怒ったところで「何も変わらない」と達観。「長年そういうものだから」と受け入れたそうだが、監督をするチャンスをくれたことは「贈り物」だったと振り返っている。