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「自撮りおばあちゃん」が死去 西本喜美子さん、97歳 自らゴミ袋にくるまった写真で話題に

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
※写真はイメージです(izzzy71/stock.adobe.com)
※写真はイメージです(izzzy71/stock.adobe.com)

 「自撮りおばあちゃん」としてネット上やテレビでも話題になった写真家の西本喜美子さんが死去したことが9日、わかった。97歳。本人のインスタグラムで遺族により発表された。

 インスタグラムでは「母 西本喜美子 儀 かねてより病気療養中のところ 6月9日 97歳の生涯を閉じました」と報告。発表される4日前までは満開の桜を撮影する様子を投稿するなど、最後まで撮影に意欲的だった。葬儀については「故人の遺志により親族のみで執り行います」と知らせた。

 西本さんは喪主も務めた息子の和民氏が写真技術を指導する塾をキッカケに。72歳から本格的に写真撮影を開始。自身で制作した「ゴミ袋にくるまった写真」が個展で展示されるも、来場者から「老人虐待では?」とクレームが入る事態になったが、これが「本人による自撮り」であったことが判明して話題となった。これをきっかけに、メディアでも多く取り上げられるようになり、「自虐を交えたユーモアな写真家」として名をはせた。写真を主に投稿していたインスタグラムは2025年6月9日までに38万人超のフォロワー数となっている。

 息子・和民氏は報告文の中で「母は常に笑顔で作品創りを楽しんでおりました。多くの皆様に笑いと喜びをお届けしたいという思いから、 数多くの作品を生み出してまいりました。これもひとえに、各地で開催された写真展にお運びいただいた皆様、Instagramを通じて温かい応援のお言葉をお寄せいただいた皆様、そして全国の遊美塾の皆様をはじめ、多くの方々の温かいご支援の賜物と、心より感謝申し上げます」と西本さんに変わって報告。最後には「72歳から始めた写真でしたが、本当にたくさんの方々との出会いに恵まれ、母の第三の人生を本当に豊かなものにしてくれました。感謝の気持ちでいっぱいでございます。25年間の写真人生でした。誠にありがとうございました。」と記した。

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