レシピを知るのは4人だけ…構想6年、製法極秘の「一蘭」のタレを応用した家庭用のタレにネット反響

米田ゆきほ 米田ゆきほ

天然とんこつラーメン専門店「一蘭」

こだわりの詰まった一杯は日本だけに留まらず海外でも人気だ。チャーシューとネギと赤い秘伝のタレというシンプルな一杯には、一蘭の美学が詰まっているようにも感じる。

中でも赤い秘伝のタレはレシピ極秘、門外不出ということで有名。しかしこのほど貴重なタレの技術を応用し開発した、家庭でも使える「一蘭 旨辛コク増し」が発売され、全国販売に向け現在販路拡大中とのこと。広報担当者に話を聞いた。

――ラーメンには胡椒のイメージでしたが…。

担当者:創業時より、弊社では胡椒ではなく独自にブレンドした唐辛子をベースとした「たれ」を「天然とんこつラーメン」にかけて提供しておりました。

実際に様々な組み合わせを試しましたが、独自にブレンドした唐辛子を基本に数十種類の材料を調合した「赤い秘伝のたれ」が天然とんこつラーメンと最も相性が良く、美味しいという結論に至りました。

――極秘であると聞いたことがあります。

担当者:はい。幾度となく研究を重ねた結果できあがったものである、ということ以外、私たち広報にも分からないんです。レシピに関しては社内でも4名しか知る者がいません。そのレシピを守るため、4人はどこかへ出張に行く際にも、万が一のことを想定して同じ交通手段を使わないようにしています。

――赤い秘伝のタレの技術を使った調味料も発売されていますが。

担当者:肉、野菜、炭水化物など、様々な料理に合う理想の味を実現するために、「赤い秘伝のたれ」を作るための原材料や製造のノウハウを使用しつつ、材料の厳選や配合比の調整など幾度となく重ねました。構想から延べ6年。ようやく自信をもって送り出せるが完成しました。

――使い方、応用法などを教えてください。

担当者:かける、つける、混ぜるだけで手軽に「コク、旨味、程よい辛さ」をプラス。例えば、小さいお子さんがいるご家庭では、甘口のカレーや麻婆豆腐などにこの「一蘭 旨辛コク増し」をかけると大人でも満足できる、パンチのある料理に変身します。ポン酢やマヨネーズと合わせて、から揚げや野菜スティックの付けダレにするのもおすすめです。

◇ ◇

SNSでは「ほとんど秘伝のタレ」「ずっとこれを売って欲しかったの分かってくれたか!」「すでに常備している」などの反響が見られた。

時短、タイパが求められる時代、素材にかければ確実に美味しい逸品が完成する合わせ調味料は食卓の救世主になるかもしれない。

一蘭ウェブショップサイト:https://www.ichiranstore.com/shop/default.aspx

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