動画配信サービス・Netflixが、新韓国ドラマ「野ネズミ」の制作を決定し、リュ・ジュンヨルとソル・ギョングが主演を務めることを公式に発表した。公式インスタグラムで台本を持って並んで立つソル・ギョングとリュ・ジュンヨルの姿を公開。この投稿を見たファンは、「早く配信してほしい」「キャストが最高」などとコメントし、期待をにじませた。
「野ネズミ」は、世間から離れて暮らす小説家のムンジェが、謎の人物に人生の全てを奪われ、それを取り戻すために、闇金業者のノジャとともに立ち向かうスリラー作品。同名WEBマンガが原作で「ネズミが人の爪を食べると、人間になる」という韓国の迷信をモチーフとし、現実と幻想を行き来する、没入感あふれる展開が描かれるという。
本作でリュ・ジュンヨルは、世間から断絶されて暮らす小説家のムンジェを演じる。ある日突然スマホの指紋認証に失敗し、長年の友人までが行方をくらませたことで、彼の日常は崩壊。身分や財産を含めた全てを奪われたムンジェは、自身が誰なのかを証明できない状況に直面し、“野ネズミ”の正体を追って死闘を繰り広げる。
ソル・ギョングは、金のためならどんなことも厭わない、闇金業者のノジェを演じる。過去に金を借りたまま姿を消したムンジェを追う中で、3年ぶりに自ら姿を現したムンジェと再会。ムンジェから“野ネズミ”の正体を調べてほしいと頼まれたノジェは、貸した金を回収するために事件に巻き込まれ、物語のもう1つの軸を担う。
演出は、ジャンル系作品に強いキム・ホンソン監督が務める。Netflixドラマ「呑金/タングム」「ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え」や、「客 -ザ・ゲスト-」「L.U.C.A.:The Beginning」「ボイス~112の奇跡~」などで、独創的な世界観と強烈な演出が注目されてきた。
脚本を手がけるのは、「10TEN/特殊事件専門担当班TEN」「模範家族」などを通して、人物中心の物語とジャンル的な吸引力を同時に見せてきた、イ・ジェゴン氏。
制作は、WEBマンガとWEB小説を基盤としたコンテンツを強みとする、カカオエンターテインメントが担い、CJeS STUDIOSとエイチハウスも参加。Netflixドラマ「悪縁(アギョン)」「その電話が鳴るとき」「社内お見合い」など、多数のヒット作を生んだ経験をもとに、完成度の高い作品の制作を予告した。