人気ヒップホップトリオのメンバーがテロ容疑で起訴、武装組織ヒズボラ支持か 「法廷で闘おう」と声明

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ガザ(Robert/stock.adobe.com)
ガザ(Robert/stock.adobe.com)

 北アイルランド出身のヒップホップトリオ、ニーキャップのメンバー、モ・カラ(27)がテロ犯罪に問われている。モ(本名リアム・オグ・オハンナ)は昨年11月にロンドンで開催されたライブで、イスラム教シーア派の武装組織ヒズボラを支持する旗を掲げたとして、このほどロンドン警視庁に告発された。

 リアム・オハンナの名で起訴されたモは、6月18日に出廷予定。グループのインスタグラムには声明が発表された。「俺たちはこの攻撃を否定し、自分たちを猛烈に弁護するだろう。これは政治的な取り締まりだ。気晴らしのカーニバルだ」

 「ガザでは1万4000人の赤ん坊が餓死しかけていて、壁の向こう側には世界から送られた食糧が置かれている。そしてイギリスの体制はまたもや俺たちに注目だ。俺たちは歴史の正しい側にいる。お前たちは違う。法廷で闘おう。俺たちは勝つ」

 ロンドン警視庁は最近、同グループが「アップ、ハマス。アップ、ヒズボラ」と発言したとされる昨年11月のライブの映像を査定していることを発表していた。検察庁はハマスもヒズボラも英国では禁止されているとして、どちらへの支持の表明も犯罪であるとし告発を許可。同グループはどちらの組織も支持をしたことなどないと否定していた。

 また観客に向かって「唯一の良い保守党は死んだ保守党だ。お前らの地元の国会議員を殺せ」と話したとされる動画についてグループは文脈を無視して撮影されたものと非難。

 以前の声明では「はっきり言っておくが、俺たちはハマスやヒスボラを支援していないし、したこともない。民間人への攻撃を俺たちはいつだって非難している。決して許されるものじゃないし、自分の国の歴史を踏まえて俺たちは誰よりもそれを理解している」

 「意図的に文脈から切り離した映像が、まるで行動を促す呼びかけのように利用され、武器にされている」としていた。

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