2ちゃんねる創始者で実業家のひろゆき氏が22日、自身のX(旧ツイッター)を更新。小泉進次郎農相が21日に農林水産省で行った就任会見で、備蓄米放出について「需要があれば無制限に出す」との方針を表明したことに対して「度肝を抜く天然っぷりを発揮しそう」と推測した。
小泉氏は、スーパーなど幅広い業種に備蓄米を直接売り渡す考えも示し、石破茂首相が備蓄米放出の手続きを随意契約に見直すよう指示したことを受けて今月下旬に予定していた備蓄米の4回目の入札を中止。高止まりするコメ価格について、小泉氏は「消費者に安定した価格で供給できるように全力を尽くす」「価格が下がったという実感を皆さんに持っていただけるようにしたい」などと表明した。
ひろゆき氏は「小泉農相 備蓄米放出『無制限に』」と報道の見出しを引用し、「株と一緒で、政府が本気を出したら市場価格は動くので、高値狙いの中間業者は早く手放さないとドンドン安くなる。」と指摘し、「アナウンス効果としても、小泉進次郎さんはアホみたいな量を出して関係者の度肝を抜く天然っぷりを発揮しそう。」と皮肉を込めて今後の展開を予測した。
ひろゆきの投稿に対し、Xユーザーからは「大量に放出しても家庭での備蓄に回される」「コメの価格を抑えたいのに価格入札してる矛盾」「安すぎて今度は生産者が廃業じゃ困るし」「次の世代にも、作り手と仕組みがちゃんと残る国であって欲しい」「進次郎が米袋有料化しなければ大丈夫」いいった声が続いた。
また、ひろゆき氏は21日に更新したXで、コメの価格問題について「根本的には、燃料費、肥料代、殺虫剤、除草剤、委託人件費が上昇してるから価格も上がるわけです。」と解説。さらに、同氏は「ほかの農作物や漁業でも同じ事が起きてます。日本人労働者の手取りを増やし5kg5000円の米でも普通に買える社会にすべきなのですが、小手先の政策で解消すると誤解してる人が多い。」との見解を綴った。