歌手のケイティ・ペリーがライブ中に、パートナーの俳優オーランド・ブルームにメッセージを送らないようファンに忠告した。現在、ワールドツアー中のケイティが、17日に米ネバダ州パラダイスのTモバイル・アリーナで開催した公演でパフォーマンスを一時中断、カイルという名前の男性観客を名指しで注意。しかし、実際には演出だったとみられる。
ブルームに送られたというプライベート・メッセージについて、ケイティはしゃがみ込んでカイルに「あなたがここにいる理由はわかっている」と語りかけた。「あなたが私の男にDM(ダイレクト・メッセージ)を送り続けたから。もう何カ月も。この公演の時からあなたはやっているわけだけどね。あなた私のパフォーマンスを見に来ているわけじゃないもの」と指摘した。
ケイティの行動に観客席から笑いと拍手が起きた。ケイティは「私の男にDMをし続けたらあなたを追い出すわ。自分の人生を歩みなさい」と“お説教”。「彼はあなたを求めてなんかいない、カイル。私は彼の妻。私は彼のもので、彼は私のもの。いいから離れて」と命令し、パフォーマンスを再開した。カイルはショックを受けた様子で周りの友人たちを振り返っていた。
その後にネタばらし。昨年のシングル「アイム・ヒズ、ヒーズ・マイン」に繋がるパフォーマンスの台本の一部だったことが明かされていた。
7枚目のアルバム「143」を引っ提げてスタートした同ツアーは11公演が終了、ミネソタでの初日は延期され、ファンが何時間も待ち続け数公演がキャンセルされていた。同アルバムは商業的にも批評的にも苦戦を強いられる状況となっている。ケイティ自身は4月に航空宇宙企業ブルー・オリジンのロケットに搭乗、女性クルーのみの宇宙飛行に参加するなどして話題となっていた。