「おちょやん」天才子役も中学2年生 毎田暖乃、2度目の舞台に涙の決意 学業は「ちょっとヤバすぎて」

中江 寿 中江 寿
毎田暖乃
毎田暖乃

 女優・毎田暖乃(13)がこのほど、大阪市内でよろず~ニュースのインタビューに応じた。2020年のNHK連続テレビ小説「おちょやん」で天才子役として注目を集め、以降も話題作に数多く出演している。2度目の舞台「星降る街に住む君へ」(7月19日~21日、大阪・近鉄アート館)への意気込み、学生生活、これからの女優としての活動などについて語った。

 今回の舞台は「令和の上方人情喜劇」と銘打った物語。曽我廼家八十吉とのダブル主演で、祖父を探す高校生を演じる。「(役柄の)第一印象は、本当に心から優しく、おっとりしている子かなと思いました。これからもっともっと役と向き合って、本人になれるように頑張りたいなって思います」と抱負を語った。

 所属事務所「ROOT(ルート)」が初めてプロデュースする作品だけに、強い気持ちはある。「初めてお芝居を教えてくれたのは(社長の)上野さん。そこから約6年間ずっとこう支えてきてくださったんですけど、お芝居以外のこともたくさん話したりして…。お芝居の先生でもあるでんすけど、家族と同じくらい信頼しているし、私は勝手に家族に近い存在だと思っています」と育ての親の社長に対する思いを吐露。

 続けて「上野さんがいつかかなえたいと言っていた、夢でもあったROOT初めての舞台にこう主演として出演させていただけるってことが、すごい幸せでうれしいので、本当に頑張りたいと思います」と声を詰まらせ、涙ながらに決意表明した。

 2021年7月の「松竹新喜劇夏まつり特別公演」で初めて舞台に立った。「おちょやん」が終了したばかりで、当時9歳。「すごく楽しかった印象がずっとあって。その舞台が終わった後も、またやりたいって言っていたんです」と振り返り、「2回目で主演とだいぶハードルが上がったんですけど、ずっとまたやりたいと思っていたので」と念願がかなった喜びもある。

 現在、中学2年生。9月で14歳になる。美術部に入り、学生生活にも慣れて楽しんでいるという。ただ、勉強はあまり得意ではないようで、「頑張ってついて行かないと…。塾に行き始めました。さすがにちょっとヤバすぎて」と苦笑いを浮かべた。

 大阪を拠点に活動中。女優として活躍の幅を広げるためには、東京に拠点を移すのも一つの手だが、現時点では思案中だ。「う~ん、大阪には居たいけど、やっぱり行かないといダメかなって、最近、思うようになりました。でも、まだ先のことやから、分かりません。高校までは(大阪に)居ます。絶対、実家に住む!」。女優としての将来像を考えながらも、地元愛、家族愛が強いようだ。

 ◆毎田暖乃(まいだ・のの)2011年9月25日生まれ、13歳。大阪市出身。NHK連続テレビ小説「スカーレット」(19年)で、ヒロインの友人の娘役でドラマ初出演。「おちょやん」(20年)でヒロインの幼少期と姪(めい)の2役で高い評価を得て、その後もTBS金曜ドラマ「妻、小学生になる。」(22年)、NHK夜ドラ「あなたのブツが、ここに」(22年)、NHK連続テレビ小説「虎に翼」(24年)など話題作に出演。

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