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コロナ禍を機にブーム再燃!人はなぜUFOを追い求めるのか?「宇宙人は人類の祖先」研究者に聞く

深月 ユリア 深月 ユリア

 UFO(未確認飛行物体)やUAP(未確認空中現象)についての関心は今なお世界的に広がり、公的機関だけでなく、市井の研究者も日夜、超常現象を追っている。ジャーナリストの深月ユリア氏が、UFOにこだわる人に話を聞いた。

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 コロナ禍によって1人でいる時間が多くなったことにも起因して「空を見る機会が増えた」という指摘がある。そこから世界各地で「UFO・UAPブーム」が再燃しているという。

 UFOは超常現象のみならず、他国の未知の兵器も含まれていることから、日本でも昨年6月6日に安全保障の観点からUFOについて調査・探査する超党派の議員連盟「安全保障から考える未確認異常現象解明連盟」が発足し、石破茂首相も名を連ねたことも追い風となった。

 UFOを撮影し、研究する人たちは「UFOコンタクティ」と呼ばれる。その1人が、今回、筆者の取材に応じた作家の益子祐司氏だ。同氏は「最近、撮影した」という映像について「(神奈川県)城ヶ島の龍神社(※洞窟の中にある神社)の上空方向に、深夜に光のしるしが出る予感を覚え、発光を撮影したものです」と語った。

 益子氏は2010年から富士山、十勝岳、高千穂、一ノ関、秩父、房総半島、鹿島エリア、鎌倉、箱根など日本全国約50か所の山や神社でUFO観測を続けている。UFOに関心を持つようになったのは幼少期の不思議な体験がきっかけだという。

 「物心ついた頃から地球ではないような星で、高度な文明の乗り物で空中を飛んだような記憶がありました。もしかしたら前世記憶かもしれません。私は内気な子供で、一人で外に出ることはなかったのですが、3歳頃に行方不明になりました。離れた町で保護されましたが、ボーっと歩いていたそうです。また、18歳の時に夜空に光るオレンジ色の飛行物体を見た後、1時間ほど気絶したことがあります。気がつくと、体に不思議な感覚があり、内股に針で刺したよう痕が残っていたこともあります。アメリカのUFOについて調査する非営利団体『MUFOM(相互UFOネットワーク)』で私の体験を話すと『アブダクション(※宇宙人による誘拐)されたのではないか』と言われました」(益子氏)

 しかし、益子氏にとってUFOは「不可解な恐ろしいもの」ではなく、「現代人に大切なメッセージを与えるもの」だそうだ。

 同氏は「もしUFOを操るのが知的生命体だとしたら、高度な文明を持っているに関わらず地球を侵略して来ないわけですから、善意で地球に訪れているのだと思います。私が見るUFOは古来、神聖なものだと崇められて山や神社などに神々しい光として現れることが多いです。というより、仮説ですが、神聖な光が現れるから、その土地は神聖な場所と崇めるようになったのではないかとも思います」との見解を示した。

 UFOを追い続けることは益子氏に生活の潤いを与えているという。

 同氏は「心を清められ、気持ちが鎮まり、森羅万象に対する畏怖を感じます。そして、八百万(やおよろず)の神々を崇拝してきた日本人としての魂を感じます。謙虚な日本人らしさが世の中に何か良い影響を与えられたらと、生きるヒントを得られる感じがするのです」と説明した。

 米国防総省のARRO(全領域異常対策室)が世界のUFO出没地を地図に表したウェブサイトによると、「日本はUFOのホットスポット」のようだが、益子氏は「宇宙人は人類の祖先であり、もしかしたら日本を模範として創造したのではないか」と推測している。

 同氏は「彼らは象徴的なヒントを残します。発光体の動きで龍(日本列島)のような形を描いたり、ひょっとしたら日本人の役割の大切さを示しているのかもしれません。『目覚めよ、日本人』みたいな強いメッセージではなく、地味だけど、何百年、何千年とかけて我々に何か大切なことを訴え続けているんじゃないかと思うのです」と力説した。

 益子氏に今後も「聖域」と呼ばれる場所でUFO観測を続けていく。UFOに出会うための〝秘訣(ひけつ)〟を聞くと、同氏は「『ご利益がある』とメディアで話題になっている場所より、古来、崇められている聖山や神社に現れやすいです。私の場合は周囲が静寂に包まれた1人の時間によく現れます」と体験を元に解説した。

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