社会現象にまでなったTBS系ドラマ「3年B組金八先生(第2シリーズ)」(1980年)でデビューし、「必殺」シリーズなどの時代劇でも活躍後、現在は自ら設立した子役プロダクションの代表取締役も務めている俳優・ひかる一平が43年ぶりに主演した映画「還暦高校生」が6月27日から劇場公開される。〝おバカ映画の巨匠〟と称される河崎実監督の最新作となる。
ひかるにとって、1982年4月に公開された映画「胸騒ぎの放課後」以来となる主演作。今作では42回も留年を重ねた60歳の現役高校生を演じる。自身も昨年で還暦となり、11日には61歳の誕生日を迎えるが、詰め襟の学生服姿というインパクトのある姿を掲載したポスターも公開された。
ひかるは「まさか自分が還暦になって高校生をやる日が来るとは…16歳でデビューした頃の僕に教えてあげたい。『お前、60歳になっても制服着てるぞ』って(笑)。河崎監督の昭和愛が爆発した、これぞ “令和の珍作”。肩の力を抜いて、笑って、ツッコんで、昭和の香りをたっぷり味わってください!」とコメントを寄せた。
一方、河崎監督は今年1月に「サイボーグ一心太助」、4月に「松島トモ子 サメ遊戯」と公開作が相次ぎ、2025年の上半期で実に3本の新作映画が公開されるという〝快進撃〟が続いている。
河崎監督は「わたしが影響をうけた『飛び出せ!青春』『3年B組金八先生』『スクール・ウォーズ』などの要素をてんこ盛りにして、どうかしている青春学園ドラマを作ってやろう、と思ったのだ。Z世代にも通じる突き抜けた映画となったと思う。乞うご期待!!」と、テレビにおける〝昭和の青春像〟にオマージュを捧げた最新作をアピールした。