Xにて、イソギンチャクに餌やりをする魚(クマノミ)が話題だ。
クマノミはイソギンチャクに身を守ってもらい、代わりにイソギンチャクに寄ってきた敵を追い払う、という相利共生関係。今回Xにポストされたのは、クマノミが餌をイソギンチャクの口まで運び、食べさせる姿。自分の体に比べると大きなオキアミを「いっぱい食べてね」と言わんばかりに体全体を使ってイソギンチャクの口に押し込む健気な姿が話題を呼び、1.6万いいねを獲得した。
投稿したのは、自宅で海洋生物を飼育する、ゆすら(@yusura0846)さん。詳しく話を聞いてみた。
――これは珍しいことなんでしょうか
ゆすら:私は過去にもイソギンチャクとクマノミを飼っていたことがあるのですが、その時は見たことが有りませんでした。今回インスタのフォロワーさんにアンケートをとりましたが、約9割の方が見たこと無い…とのことでした。
――餌やりするクマノミを見た感想は?
ゆすら:衝撃的でした…。普段メスのクマノミはオスに威圧的なので、こんな優しい一面もあるのか…と。
――仲良さそうに見えます。
ゆすら:クマノミは2匹飼育していますが、主にメスがイソギンチャクを使い、オスが近づくと威嚇します。イソギンチャクが大きくなるにつて、段々二匹が仲良く共有するようになりました。
――今後の希望は?
ゆすら:今後はこの近くでぜひ産卵し、子育て風景も見せてもらいたいです!
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SNSでは「「寄生じゃなくて共生」」「お世話になってるから、お礼にあげたのかな」「「うちの子もやります!」「人間より素晴らしくない?」「推しのイソギンチャクだけに餌をあげるクマノミもいるらしい」などの反響が寄せられた。助け合いながら生活する姿から、学べることは多そうだ。